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元恋人の顔を「似顔絵捜査」方法で再現した作品展-八雲のギャラリーで

似顔絵捜査の要領で、元恋人たちの顔を再現した作品展「Imaginary Portraits」
© Hanako Murakami

似顔絵捜査の要領で、元恋人たちの顔を再現した作品展「Imaginary Portraits」 © Hanako Murakami

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 都立大学駅北口にある「THERME GALLERY(テルメギャラリー)」(目黒区八雲1、TEL 03-3723-6286)で8月26日~28日、メディアアーティスト・村上華子さんの作品展「Imaginary Portraits」が開かれる。

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 1984(昭和59)年生まれの村上さんは、2007年に東京大学文学部思想文化学科美学芸術学専攻卒業、2009年東京芸術大学大学院映像研究科メディア映像専攻を卒業。東大在学中の2006年にアートフロント・ギャラリー「スコット=ド・ワシュレー来日展」を企画、2009年~2010年にはトーキョーワンダーサイト青山で滞在制作を行う「クリエーター・イン・レジデンス」に参加するなど、国内のグループ展や展覧会で活動している。

 同展は、目撃証言を基に犯人の似顔絵を作成する「似顔絵捜査」の要領で、かつての恋人たちの顔を再現するもの。男女30人に行った元恋人に関するインタビューを基に、警察の元似顔絵捜査官が描いたA4サイズ大の似顔絵作品を展示する。

 似顔絵捜査は容疑者発見を目的としていることから、対象人物の特徴を強調して描き出すのが特徴。「一般的な似顔絵とはとらえ方が異なるので、中にはどこか『犯人顔』のような作品もあるが(笑)、元恋人に対する良い思い出・悲しい思い出など取材を受けた人たちのコメントと照らし合わせてみると、また作品が違って見えてくる面白さがある」と同ギャラリー担当の阿部マリイさん。

 同展初日のレセプション(16時~20時)では、元似顔絵捜査官による公開制作も行う。当日は会場にいる参加者と「電話」によるやりとりを行い、元恋人の顔をデッサンしていくという。

 営業時間は13時~20時。

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