自由が丘経済新聞の2012年年間PV（ページビュー）ランキングは、毎年ゴールデンウイークに開催される自由が丘のスイーツイベント「『自由が丘スイーツフェスタ』開催迫る－2年ぶりに『お菓子の家』も」が1位に輝いた。

　ランキングは今年1月1日から12月27日までに配信したヘッドラインニュースのPV数を集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. 「自由が丘スイーツフェスタ」開催迫る－2年ぶりに「お菓子の家」も（4/26）
2. 自由が丘に「リンツ ショコラ カフェ」－国内3店舗目、席数は最大（5/25）
3. ドイツ式量り売り専門店「フォムファス」、自由が丘に都内4号店（1/10）
4. 新潟生まれの糀専門店「古町糀製造所」が自由が丘に都内初出店（2/16）
5. 自由が丘「女神まつり」開催迫る－織田哲郎さん、くまモンなど出演（9/29）

6. ピザのファストフード「ナポリス」、自由が丘に2号店－25センチピザ350円～（7/13）
7. 自由が丘にガレット＆クレープ店「So」－国産シードルと合わせて提供（3/7）
8. 尾山台にブーランジェリーカフェ－「ポンパドウル」のグループ会社が出店（5/7）
9. 自由が丘に「フェテ カフェ」－元同僚女性2人が独立開業、自家製主力に（6/15）
10. 駒沢近くに「八雲むしぱん」－祖母と一緒に作った思い出の味を再現（3/12）

　1位・5位にランクインした「スイーツフェスタ」「女神まつり」は、駅前・女神広場をメーン会場に街を挙げて展開する自由が丘の2大イベント。昨年は東日本大震災の影響で規模を縮小したが、今年は例年以上の動員数を記録したという。

　上記以外の8本は、ニューオープンの記事がランクイン。今年のヒット商品となった「塩麹（こうじ）」は、米麹に塩や水を混ぜて発酵・熟成させた伝統調味料だが、新潟の米糀（こうじ）専門店が都内1号店を自由が丘に出店（4位）。

　スイーツ店（2位・7位）、パン店（8位・10位・ランク圏外11位「自由が丘にパン店『穂の香』－粉の味生かした昔懐かしい手作りパン」）など「広域自由が丘のイメージ」らしい出店も目立つ。

　ヘアサロンやエステ、ネイルサロンなどが多いことから「女性の街」のイメージが強い自由が丘。今年は「女性目線」や「手作り」など女性オーナーのニューオープン店が上位に見られ、元同僚女性2人が独立開業したカフェ（9位）、手作り蒸しパン店（10位）、「自由が丘に産直青果の小型マーケット－女性目線で吟味した食材扱う」（16位）など、個性の光る小型店が健闘している。

　2013年は、13の商店会を束ねる「自由が丘商店街振興組合」が創立満50周年を迎え、3月には東急東横線と東京メトロ副都心線との相互直通運転が始まることから「東急線と共に成長してきた街・自由が丘も新たな1ページを刻む節目の年となる」と同組合の岡田一弥理事長。街が新たにどのような一歩を踏み出すのか、今後に注目していきたい。