自由が丘経済新聞の今年上半期PV(ページビュー)ランキングは、「自由が丘に高知発洋菓子店-地元食材で作る『野菜+フルーツ』ケーキ好評」が1位に輝いた。
ランキングは今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り。(カッコ内は掲載日)
1. 自由が丘に高知発洋菓子店-地元食材で作る「野菜+フルーツ」ケーキ好評(5/26)
2. 駒沢にベーカリーカフェ「グリオット」-朝8時からフランスパン提供(1/23)
3. 浅草の老舗和菓子店「舟和」、自由が丘に新業態・和菓子カフェ(1/10)
4. トレインチ自由が丘にフレンチトーストカフェ-「ロブロス」から業態転換(3/25)
5. 駒沢公園で初の「オクトーバーフェスト」-独ビール30種超提供(5/28)
6. 自由が丘に宮城発レトルト食品専門店-インド各地のカレーシリーズ好評(4/12)
7. スイーツフォレスト、冬限定ホットスイーツ-好評「スイーツおでん」も(1/12)
8. 自由が丘に「キャス・キッドソン」-初スタンディングカフェで限定ソフトも(6/21)
9. 今年も記録更新、高さ2.8メートルの「お菓子の家」-自由が丘スイーツフェス(5/3)
10. 駒沢通りにベーカリーカフェ-こだわりの自家製天然酵母を使用(5/15)
1位の「マンジェ・ササ 自由が丘店」は、フランス菓子をベースに高知県特産のユズやトマト、ミョウガなどの食材を使ったスイーツをラインアップする高知発のパティスリー。今年3月にオープンした東京駅前の商業施設「KITTE(キッテ)」出店に次ぐ都内2店舗目となるが、KITTE店は焼き菓子商品がメーンのため、オーナーシェフ・笹垣朋幸さんが創作した高知直送の野菜とフルーツを使ったフレッシュケーキが食べられるのは自由が丘店のみとなる。
1位のほか、3位「老舗和菓子店カフェ」、4位「フレンチトーストカフェ」とスイーツ系ニューオープン記事がランクインし、7位には自由が丘のランドマーク・自由が丘スイーツフォレストの季節商品「スイーツおでん」、9位は毎年GWイベントに登場するモニュメント「お菓子の家」などスイーツの街・自由が丘ならではの記事が目立つ。
そのほかの傾向として、有名店勤務や海外修行を経て独立した気鋭のブーランジェリーが手掛ける「ベーカリー」ニューオープン記事がアクセスを集めた。
2位のベーカリーカフェ「griotte(グリオット)」、10位「BREAD PLANT OZ(ブレッド・プラント オズ)」、記事公開が短期間だったことから惜しくもランキング入りは逃したが「自由が丘にブーランジェリー-元営業マン、本場で修業積み開業果たす」(6/18)の「Toshi Au Coeur du Pain(トシ オー クー デュ パン)」が11位と続いた。各店とも早朝(6時または8時)から主力商品のバゲットなどを焼きたてで提供しており、リピーターを増やしている。
もう一つの傾向として、1位の「高知発」、6位のレトルト食品専門店「にしきや 自由が丘店」の「宮城発」のように東京進出の足がかりに自由が丘を選ぶ店の出店が目立った。
東京初進出であれば、近隣の渋谷など商圏の大きいエリアに出店する方がブランド認知の広がりも早いと考えられるが、いくつかの候補地の中からあえて自由が丘エリアを選んだという。住宅街が近いエリアでじわじわと「息の長いブランド力」を目指しているように感じられた。