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浅草の老舗和菓子店「舟和」、自由が丘に新業態・和菓子カフェ

舟和の定番和菓子「あんこ玉」をモチーフにした看板が目印の「ふなわかふぇ 自由が丘店」エントランス

舟和の定番和菓子「あんこ玉」をモチーフにした看板が目印の「ふなわかふぇ 自由が丘店」エントランス

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 自由が丘北口に昨年12月16日、カフェスタイルの和菓子店「ふなわかふぇ 自由が丘店」(目黒区自由が丘1、TEL 03-3723-4001)がオープンした。運営は舟和本店(台東区)。

テーブル席やソファ席など44席用意する「ふなわかふぇ自由が丘店」2階禁煙フロア

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 1902(明治35)年創業の老舗和菓子店として知られる同社の新業態店。「和菓子と一緒に本格的なコーヒーを味わえるカフェ」として昨年10月オープンした高田馬場店(新宿区)に次いで2店舗目。昨年12月末にオープンした浅草店と合わせ、現在3店舗を展開する。

 出店場所は女神通り(自由が丘ひかり街沿い)の路面店で、1階~3階の3フロア構成。カフェは計102席用意し、既存店の中では最大規模となる。店内は木目を基調とした洋風のシックなデザインで、落ち着いた雰囲気に仕上げた。

 1階(売り場面積=49.59平方メートル)は、同社定番「芋ようかん」「あんこ玉」などの和菓子や、「芋ようかんソフトクリーム」などのテークアウト販売と、カフェメニューの注文を受けるカウンター。店内奥には、ベビーカー利用者や年配客が座りやすいよう座面の高さを抑えたテーブル席14席も用意する。

 2階(55.35平方メートル)は禁煙フロアで、少人数やファミリーなどのグループ客も使いやすいソファ席など計44席。3階(42.40平方メートル)は喫煙フロアで、テラス席も含め計44席を設けた。

 カフェメニューは、「芋ようかん」と同じサツマイモとミルクで作るスイートポテトのようなやさしい甘さが特徴の「お芋ラッテ」(350円)やブレンドコーヒー(300円)、抹茶ラッテ(380円)などのドリンク類、「芋ようかんソフトクリーム」(300円)、「みつ豆」「あんみつ(こし・小倉)」(以上450円)など。

 メーンターゲットは幅広い年齢層の女性客だが、中には「芋ようかん」(94円)、「あんこ玉」(52円)など定番和菓子をテークアウト購入する男性客も多く見られるという。

 「老舗の和菓子店も、人気の洋菓子店もそろう自由が丘だからこそ、幅広い年齢層の方々に今までにない『新しい舟和』をアピールできると考え、出店した。伝統の味を守りつつ、多くのお客さまに喜ばれる新しいスタイルの舟和を目指したい」と同社カフェ担当の原口綾子さん。

 営業時間は10時~19時。

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