スイーツのフードテーマパーク「自由が丘スイーツフォレスト」(目黒区緑が丘2、TEL 03-5731-6600)に4月1日、同館10周年記念企画の新店舗「ア ラ ミニュット」がオープンした。
クリームのなめらかな口溶けが広がる「モンブラン ア ラ ミニュット・スタイル」
フランス語で「出来たて」を意味する同店は、フレンチレストランがコース料理の最後に提供する「アシェット・デセール(皿盛りデザート)」にこだわった専門店。「瞬間のおいしさ」をテーマに、パティシエこだわりの素材を使って全て注文ごとに「作りたて、出来たて」で提供する。
ウィンドー越しに客の目の前でスイーツを作るのは、同館にも出店するスフレ専門店「ル・スフレ」や「ピエール・エルメ・パリ」などで経験を積んだ成相孝二パティシエ。グループ客が各々違うメニューを注文した場合でも、全員一緒に出来たてを食べてもらいたいと全皿同時に仕上げる「レストラン・デザート」スタイルのサービスにこだわりを見せる。
メニューは、通常のパティスリーで販売するメニューではなかなか味わえない出来たてならではの「味わい」や「香り」が楽しめる冷製・温製スイーツ全8種(各1,200円)をそろえる。
同店の看板メニューとなるのが、サクサクに焼き上げたメレンゲに丸ごとの渋皮マロン、生クリームを重ね、マロンクリーム、マロンソース、アングレーズソースで仕上げる「モンブラン ア ラ ミニュット・スタイル」。作りたてのクリームならではの口溶けが特徴で、定番スイーツのモンブランを香り高く、味わい深く仕上げた。
注文ごとに焼き上げるパイ生地に煮詰めたリンゴ、アングレーズソース、生クリーム、シナモンのアイスを添えた「温かいリンゴのパイ シナモンアイス」、洋ナシにカスタードクリームとウィリアム酒(洋ナシのリキュール)、ブルーベリー、赤スグリを合わせ、さらに白ワインを入れたサバヨンソースを重ねた「洋梨のグラタン ウィリアム酒」の温製スイーツは、特に年配客や男性客から好評だという。
「パティシエは作りたて出来たてのおいしさを提供することに真剣に取り組んでいるので、注文後は皆さんおそろいでお待ちいただきたい。『瞬間のおいしさ』をぜひ逃さないでいただけたら」と同館ディレクターの斎藤未来さん。ゴールデンウイーク明けには、夏メニュー「パルフェ(アイスクリーム系)」の提供も予定している。
営業時間は10時~20時。