自由が丘駅前のギャラリー「DIGINNER GALLERY WORKSHOP(ディギナー ギャラリー ワークショップ)」(目黒区自由が丘1、TEL 03-6421-1517)で現在、ビンテージのブラックライト・ポスターを集めた展示会「『70's impressions』DIGINNER + BOTANICA」を開催している。
サイケデリックなポスターの雰囲気に溶け込む「BOTANICA」の鉢植え作品
ブラックライト・ポスターとは1970年代のアメリカで流行した「フロッキー(起毛加工)スタイル」で印刷されたもので、立体的で存在感のある作風が特徴。デザインは米西海岸から広がったカウンターカルチャー、サイケデリックの影響を受けた内容が多く、「アニマルやドラッグ、ヒッピー、ロック、バイカー、コミックなど当時のカルチャー性が色濃く分かるものばかり」と同ギャラリーオーナーの鈴木宏信さん。
ポスターは全てオリジナルで、Pro Arts、AA Sales、FUNKY FEATURES、AA Graphicなど、かつて存在した印刷会社によるもの。再販不可能ということもあり、米ネット競売・イーベイなどでは高値で取引されているが、「少しでも保存状態の良いものをそろえてファンの方に喜んでもらえたら」(鈴木さん)と、価格は全て1万円以下に設定している。ただし、コレクション点数が限られているため、売り切れ次第終了となる。
会場にはポスターのほか、サイケデリックな雰囲気を演出する植物やガラス作品なども出展。アートギャラリー「BOTANICA」(静岡県)が、70年代のビンテージ品で手編みの「ハンギングプランター」や、オリジナル鉢植えなどを展示販売する。
営業時間は12時~20時。休廊日はホームページで確認できる。同展は5月17日まで。