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学大の書店で写真家・横山創大さん作品展  写真を撮り続ける理由とは

写真家・横山創大さんによる写真展「REMIND」作品から

写真家・横山創大さんによる写真展「REMIND」作品から

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 写真家・横山創大さんによる写真展「REMIND(リマインド)」が6月27日、東横線・学芸大学駅の書店「BOOK AND SONS(ブック・アンド・サンズ)」(目黒区鷹番2、TEL 03-6451-0845)で始まった。

写真家・横山創大さんによる写真展「REMIND」作品から

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 横山さんは1988(昭和63)年、広島県生まれ。都内のフォトスタジオ勤務を経て2015(平成27)年、写真家の横浪修さんに師事。2017(平成29)年に独立し、2021年に「横山創大写真事務所」を設立。雑誌や広告などで活動している。

 同展は、7月5日に出版する写真集「REMIND」(GEPPO刊)に合わせた自身初となる個展。川崎さんが「自分の過去、家族の過去を通して、自分がなぜ写真を撮り続けているのか、改めて写真と向き合った」と話す約80点の展示作品は、数年前に帰省した時に見た家族のアルバムがきっかけだったという。

 「写真が持つ純粋な記録性、過去の断片が生む懐古的な感情のほかに、その奥に私が魅了されている写真の特性が何かあるように感じた」と川崎さん。そこで2020年ごろから、「自分そして時間の存在を確かめたい」と周りのあらゆる「過去」を撮り始め、生まれ育った場所や家、家族との出来事、過去の写真、さらには父と母の過去などへと撮影の対象は拡大していったという。

 その過程で川崎さんは、自分の「過去」に対する強い執着心に気付いたという。「私が写真を撮り続ける行為は、時間を過去として捕獲し視覚化する『写真』という存在を通して行う、時間とは何なのか、といった問いかけなのだろう」と話す。

 同店の展示担当者は「家族の記憶と記録を通して感じ取ることができる複数の『過去』を見てもらえれば」と話す。

 開催時間は12時~19時。水曜定休。入場無料。7月16日まで。6月30日までと7月2日は川崎さんが在廊予定。

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