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自由が丘で「布ナプキンの世界フェア」 エシカルとの組み合わせ提案

100%の純オーガニックコットンを使って布ナプキンを手作りする「メイド・イン・アース」のワークショップ(過去開催時の様子)

100%の純オーガニックコットンを使って布ナプキンを手作りする「メイド・イン・アース」のワークショップ(過去開催時の様子)

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 「エシカル」をキーワードに女性特有の健康問題解決を提案するイベント「エシカル・フェムテック~布ナプキンの世界~」が9月16日、純オーガニックコットン店ブランド「メイド・イン・アース」の直営店「メイド・イン・アース自由が丘店」(世田谷区奥沢7、TEL 050-5357-9016)で始まる。

メイド・イン・アースの新商品「手作り布ナプキンキット」

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 最新技術を生かし、生理や更年期など女性特有の健康の悩みを解決する「フェムテック」市場がここ数年で日本でも広がりを見せているが、このフェムテックに「エシカル」の考えを組み合わせることを提案する同イベント。エシカルとは「倫理的な」という意味で、地球環境や社会、人権などを念頭に置き、社会的課題の解決につながる商品やサービスを選ぶ消費行動を「エシカル消費」と呼ぶ。

 同店を経営する「チーム・オースリー」(同)ブランドマネジャーの前田けいこさんは「フェムテックに『エシカル』を加えることで、技術に頼るだけでなく、サステナブルでオーガニックな解決方法を提案していきたいと考えた」と話す。

 同社は1999(平成11)年、「生理用布ナプキン」シリーズの製造・販売を開始。女性の体への負担を考慮し、肌に触れる布から、吸収体、縫い糸まで、原料には100%のオーガニックコットンを使う。同社によれば、原材料の綿栽培には農薬や殺虫剤、化学肥料を使わず、紡績や縫製などの製品加工でも化学薬剤を使わないという。

 イベントでは、店内の一角に「オーガニック布ナプキンの世界」展示コーナーを設置。同製品の製造工程とオーガニックコットンが綿から糸になるまでの工程を実物も交えて紹介するほか、子宮・卵巣の原寸大模型や海外の布ナプキンを展示するなど、女性の体と生理について学べる場を提供する。

 期間中、「親子で作ろう布ナプキンワークショップ」(10月中旬)を開催するほか、新商品「NEW布ナプキン(天然藍染め、温活布ナプキン)」「手作り布ナプキンキット」の発表も予定している。「今回のイベントを通じて、『エシカル・フェムテック』の考え方が広がっていけば」(前田さん)と期待する。

 営業時間は12時~18時。12月16日まで。

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