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観世流能楽師による「能が楽しくなるワークショップ」-八雲で開催

能「羽衣」の舞台写真

能「羽衣」の舞台写真

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 めぐろパーシモンホール小ホール(目黒区八雲1 区民キャンパス内)で6月29日、能装束の着付けや舞の実演、歩き方が体験できる「能が楽しくなるワークショップ」が開催される。主催は「燎(りょう)の会」、共催は目黒区芸術文化振興財団。

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 同ワークショップは、8月3日に同大ホールで開催する「夏のめぐろ ろうそく能 梅若六郎が舞う『羽衣』」公演の一環として行われるもので、本公演出演予定の観世流能楽師・井上燎治(りょうじ)さんが講師を務める。

 ワークショップ前半は、三保の松原に伝わる羽衣伝説を基にした能「羽衣」でシテ(主役)が身に着ける装束を観客の目の前で着付け、仕上がったところで舞の実演を行う。

 後半は、参加者の中から希望者を募ってステージに上がってもらい、「羽衣」前段部分で羽衣の持ち主であるシテ(天女)が登場する場面のせりふと、能特有のすり足「運び」の所作を体験する。

 講師の井上さんは、観世流先代や現・梅若六郎さんの元で修行を積み、昨年まで国立能楽堂で演能会「燎の会」を定期開催。能「藤戸(ふじと)」「俊寛」「猩々乱(しょうじょうみだれ)」「砧」などの大曲を披演してきた。現在は、めぐろパーシモンホールや軽井沢大賀ホール(長野県北佐久郡)での能・狂言普及公演や、目黒区教育委員会後援による子ども・成人向けの能教室講師としても活動する。

 井上さんは「今回のワークショップで能が分かるようになり、この体験を通じて8月本公演へ一人でも多くの方に来場していただければ」と期待を寄せる。

 入場料は2,000円(全席自由)。申し込みは、「燎の会」(TEL/FAX 043-238-4808)で受け付ける。

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めぐろパーシモンホール

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