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めぐろパーシモンホールで春風亭柳枝さん落語会 寄席の雰囲気楽しんで

めぐろパーシモンホールで独演会を開く目黒区出身の落語家・春風亭柳枝さん

めぐろパーシモンホールで独演会を開く目黒区出身の落語家・春風亭柳枝さん

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 目黒区出身の落語家・春風亭柳枝(りゅうし)さんの独演会「めぐろ柳枝を聴く会~其(そ)の三」が10月5日、めぐろパーシモンホール(目黒区八雲1)小ホールで開かれる。

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 柳枝さんは1981(昭和56)年、目黒区柿の木坂生まれ。2006(平成18)年、春風亭正朝さんに入門し、「正太郎」を名乗る。2009(平成21)年に二つ目に昇進し、2021年3月には真打ち昇進とともに落語界の大名跡とされる「春風亭柳枝」を九代目として襲名した。

 正統派の古典落語で高座を務め、東京・国立演芸場主催の2023年度「花形演芸大賞」で金賞を受賞。今年は、1月に発生した能登半島地震の被災者を支援するプロジェクト「能登応援落語会 チャリ亭」をいち早く発足させ、若手真打ちを中心としたチャリティー落語会の開催に向け奔走し、実現した。

 「めぐろ柳枝を聴く会」は年に一度、柳枝さんの地元・目黒で定期的に開いている独演会。二つ目時代から続けてきた分、思い入れも深いという。

 柳枝さんは「地元で長年応援してくださっている方の中には、普段なかなか寄席定席には足を運べない人や、遠出をして落語を聞きに行くことができない高齢のお客さまもいる。そこで『寄席の雰囲気をこの会で提供できたら』というのが私の思い。ゲストや(三味線奏者の)おはやしさんも含めて楽しんでいただけたら」と来場を呼びかける。

 演目は、古典落語で彫り物職人の2代目の苦労を描いた人情話「浜野矩随(はまののりゆき)」ほか一席。

 ゲストの「ロケット団」は、ボケ担当の三浦昌朗さんとツッコミ担当の倉本剛さんから成るお笑いコンビ。漫才協会と落語協会に所属し、東京の寄席を中心に活動している。このほか、来秋の真打ち昇進が決定している二つ目の落語家・入船亭遊京(いりふねていゆうきょう)さんも出演する。

 19時開演。料金は3,500円(目黒区民は3,000円)。全席自由。問い合わせはオフィスエムズ(TEL 03-6277-7403)まで。

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