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学大で能登支援交流イベント「のとのとも」 食や人を紹介

(写真右から)マルシェ&交流会「のとのとも」を主催する小川紗良さんと三上奈緒さん

(写真右から)マルシェ&交流会「のとのとも」を主催する小川紗良さんと三上奈緒さん

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 能登の食や人を紹介する人を紹介するマルシェ&交流会「のとのとも」が1月25日、東横線・学芸大学駅にあるカルチャースペース「路地裏の文化会館 C/NE(シーネ)」(目黒区鷹番2)で開かれる。

谷川醸造が手がける「糀(こうじ)のディップソース」「能登のぽんず」

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 昨年1月の能登半島地震で大きな被害を受けた能登地方を応援しようと、食や人を紹介する同イベント。伝統的な発酵調味料や、能登の恵みを生かした加工食品を販売する「マルシェ」と、能登の人たちと食卓を囲んで語り合う「交流会」を行う。

 主催するのは、映像作家の小川紗良さんと、「旅する料理人」の三上奈緒さん。2人は昨年5月に「能登からつなぐバトンプロジェクト」を発足し、能登の支援活動を行っている。

 小川さんは昨年、石川県珠洲市の飯田高校で行われた三上さんと仲間たちによる給食ボランティアに密着した短編ドキュメンタリー「NOTO, NOT ALONE(ノト・ノット・アローン)」を制作したのをきっかけに、その後も能登の食の生産者を中心に取材を続けている。「これまで能登との関わりはほとんどなかったが、通えば通うほど能登の自然や文化、人の魅力に純粋に引かれた」という。

 マルシェ(15時~17時30分)では、能登の生産者や料理人が手がける食品をそろえる。「谷川醸造」の糀(こうじ)のディップソースやポン酢、「陽菜実園」の干し柿、「能登イタリアンと発酵食の宿ふらっと」が仕込んだ能登特産の魚醤(ぎょしょう)・いしりなど。

 交流会(18時~20時)には、マルシェ出店者も参加。食卓を囲むゲストに、醸造家の谷川貴昭さん(谷川醸造)、農家の柳田尚利さん(陽菜実園)が参加する。料理人のベンジャミン・フラットさん(能登イタリアンと発酵食の宿ふらっと)が能登の加工品を使って作るイタリアンメニューを提供し、能登の日本酒なども用意する。三上さんが料理作りをサポートし、小川さんが司会進行を務める。

 イベント担当者は「能登の人たちを知り、親しくなることで、『今ごろどうしているかな』『能登へ行ってみようかな』と関心を寄せるきっかけとなれば」と来場を呼びかける。

 マルシェは入場無料。交流会は予約制で、参加費は5,000円。定員25人。申し込みは「とおまわりオンラインストア」で受け付ける。

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