自由が丘商店街振興組合(目黒区自由が丘1)は3月1日より、ICカード乗車券「PASMO」「Suica」を使った自由が丘独自のポイントサービス「PASMO・Suicaで当てよう!」キャンペーンを実施する。
同組合は昨年、経済産業省や民間企業などが新しいビジネスメディア検証を目的に実施した「PASMO」を活用した来店促進実験、動画交通広告や携帯電話位置情報「GPS」機能と連動した実証実験の実験フィールドとして協力。今回のキャンペーンは、現在各店舗に設置されている端末を使った初の地元商店街主導の販促イベントとなる。
IC乗車券を利用したポイントサービスについて、同組合事務局の中山雄次郎事務長は「利用金額に応じたポイントサービスなどは各店舗で実施しているが、自由が丘全体としての取り組みは初めて。ICカード乗車券を使った商店街ポイントサービス例も類を見ないのでは」と話す。
自由が丘商店街の利用客を見てみると、商品の高単価も手伝ってクレジットカード利用が多く、同じカードでもIC乗車券による支払いは少ないのが現状。「しかし皆さんが常に携帯しているICカードに商店街ポイントカード機能を加えれば、発行手数料なしで利用できるのでユーザー増加も期待できる。将来的には、自由が丘商店街独自のバリューを加えていくことも検討している」(中山事務長)とも。
キャンペーン内容は、参加47店舗で「PASMO」「Suica」を使って買い物や飲食代金を支払うと、1,000円につきスクラッチカード1枚を発行。当たりが出れば、温泉やホテル宿泊券、デジタルオーディオプレーヤー、「自由が丘スイーツフォレスト」500円分利用券などをプレゼントする。はずれたスクラッチカードを5枚集めると、「自由が丘ゴールデンウィークイベント」(5月3日~6日)で賞品プレゼントも予定している。
「はずれたスクラッチカードは、賞品提供のほか、自由が丘駅前の花壇を整備するための『社会貢献』としてのポイントにも還元できる予定。IC乗車券を通じて、利用者の皆さんと自由が丘の街のリレーションを確立していきたい」(同)。
キャンペーンは4月30日まで(スクラッチカードがなくなり次第終了)。参加店舗は、自由が丘インフォメーションセンター(自由が丘1、TEL 03-5731-7274)などで確認できる。