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新進気鋭の若手作家が個展を同時開催-学芸大のギャラリーで
(2009年06月24日)
(写真右)高あみ「おめん」(2009)
陶、透明水彩、アクリル絵具
(左)片山大輔「むかしの家」(2007)
キャンソンボードにアクリル
courtesy of YUKARI ART CONTEMPORARY
学芸大学駅東口エリアにあるギャラリー「YUKARI ART CONTEMPORARY」(目黒区鷹番2、TEL 03-3712-1383)で現在、片山大輔さんの個展「ひとごとガレット」、高あみさんの個展「ひとになる」が開かれている。
同ギャラリーは、新進気鋭の若手作家を中心に展覧会を行っているが、今回のようにタイプの異なる作家の個展を同時開催するのは2回目。「同時にご覧いただくことで、個々の作家が意図した以上の何か、共通する意識、時代背景など読み取っていただけたら」(同ギャラリー)。
1984年生まれの片山さんは、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)などによる立体作品やアクリル絵の具で描いた平面作品で、現実と物語の間にあるような奇妙な世界観を表現。一人遊びが得意で絵本が好きな子どもだったという片山さんは「思えば子どものころからもう一つの世界を自分の中に築く『空想癖』があった」。そんな子ども時代の延長線上を思わせる平面、立体作品約11点を展示する。
今回初となる個展について、片山さんは「(個展名の)ガレットとは、フランスの一般的な料理で、薄いパリパリした皮に具を包み込んだクレープやパイに似た軽食だそう。『自分のこと』だけれど『人のこと』。『ひとごとガレット』はおやつ感覚でお召し上がりください」と話す。
1982年生まれの高さんは、これまで石膏や陶を使った彫刻、インスタレーションを主に制作。「常に物語が背景にあるような人々、日常の気配のある作品をつくるのが得意」(同ギャラリー)とする一方で、日本に生まれ韓国籍を持つ自身のルーツや家族を題材にしたコンセプチュアルな作品も手がけている。
今回で3回目となる個展では、高さんがあるとき突然作りたくなった「人の顔」を題材にした面を中心に、陶製の立体作品約14点を展示する。面作品は、「どの表情も自分自身であり、同時にあなた自身でもある」と高さん。時計を思わせる円形のディスプレーで、美しい表情やゆがんだ表情などさまざまな表情の面を12面並べて人間の顔が持つ不思議な魅力を表現している。
「CDシングルがアルバムになるように、わたしの作品たちがようやく個展『ひとになる』になった。創造と破壊を繰り返し、また何でもない顔で笑う人間たちを楽しんでもらえたら」(高さん)。
営業時間は、木曜~土曜=11時~19時、水曜=事前予約制(最終日は17時まで)。日曜~火曜休廊。7月18日まで。
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