田園調布にある葬儀式場「ホール＆リビング リコルド田園調布」（世田谷区東玉川2、TEL 03-5754-4111）は8月27日より、書道家・武田双雲さんの個展「絆」を開催する。

武田さんの力強い書を自然石に刻んだ「双書」

　同式場を手がける葬祭業界大手「メモリアルアートの大野屋」（豊島区）は今年3月より、同社が持つ墓石彫刻技術を生かして武田さん直筆の書を墓石に彫り込んだ「双書（そうしょ）」を販売。武田さん自らが選んだ10の言葉（絆、ありがとう、想、和、やすらぎ、行雲流水、紡、希望、感謝、愛）を用意する。

　同展では、約40センチ四方の自然石に彫り込んだ「双書」とその原書、武田さんの新作など約30点を、同式場セレモニーホールでインスタレーション展示する。

　同社は「『双書』は、お客さまと故人の思いをかたちにすることを経営ビジョンとする当社の考えと、お墓が大切な人との対話の場であると考える武田さんの思いが一つになったもの。当社と武田さんの『きずな』への強い思いを感じていただけたら」と話す。

　そのほか、武田さんの書「絆」を彫った約1トンの自然石の展示やパフォーマンス（初日のみ）、武田さんの作品や書籍の販売も行う。営業時間は10時～19時。展示は、初日（27日）、同30日～9月2日。初日以外の開催は葬儀により展示品を取り外す場合があるため、事前に同式場へ電話で確認のこと。