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アフリカの現代アートを紹介する企画展-奥沢・宮本三郎記念美術館で

同展で展示する、アフリカの現代アートを伝えるストリートアートの「マネキン」(撮影:上野則宏)

同展で展示する、アフリカの現代アートを伝えるストリートアートの「マネキン」(撮影:上野則宏)

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 世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館(世田谷区奥沢5、TEL 03-5483-3836)で現在、現代のアフリカ美術を紹介する企画展「アフリカの貌(かお)」が開催されている。

アフリカの現代アート作家、アナパの「ルバ・フィーリング」(1995年)

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 同展は、本館にあたる世田谷美術館(世田谷区砧公園)が今年7月より来年3月まで改修工事で休館になることを受け、同館のアフリカ現代美術コレクションを紹介するもの。「開館以来初めて、宮本三郎以外の作品を展示する」という。

 メーンとなるのは、アフリカの現代作家によって1980年後半から90年代半ばに制作された絵画と彫刻の全8点。そのうち6点が、高さ約150センチ~200センチサイズの立体作品で、現地で入手可能な廃材や布、革などの素材を使って表現したミクストメディアが見られる。

 アフリカの現代美術を伝えるための資料として、学芸員が現地で入手したというマネキンや床屋の看板、おもちゃなど22点、現地のストリートアートをとらえた写真パネル33点も併せて展示する。

 「それぞれにアフリカを伝える美術作品や資料などから、アフリカという広大な土地から立ちあがるさまざまな『貌(かお)』をご覧いただければ」と同館担当者。

 展示室の一角には、宮本作品とその資料を展示するコーナーも設け、これまで展示希望が多く寄せられているという「ヴィーナスの粧い」(1971年)と、絶筆となった「假眠(かみん)」(1974年)を公開する。

 開館時間は10時~18時。観覧料は一般200円。月曜休館。9月25日まで。

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