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アフガニスタンの今を伝える写真展-自由が丘のギャラリーで

Kabul Afghanistan 2011
山口雄太郎

Kabul Afghanistan 2011 山口雄太郎

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 アートギャラリー&カフェ「キアン」(目黒区自由が丘1、TEL 03-5731-6980)で11月28日より、写真家・山口雄太郎さんの写真展「2011年、アフガニスタン・カブール。」が開かれる。

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 1987(昭和62)年生まれの山口さんは、神田外語大学外国語学部在学中に24カ国を旅した経験を持つ、新進気鋭のカメラマン。2010年には「ナショナルジオグラフィック国際写真コンテスト」風景部門優秀賞を受賞し、現在は雑誌や広告写真を中心に活動している。

 米同時多発テロ事件から10年を迎えた今年、アメリカ軍の撤退が始まったアフガニスタン。同展では、撤退開始後の9月にアフガニスタンの首都・カブールを訪れ、そこに暮らす人々の生活を捉えた全10点を展示する。

 事件当初は、イスラム教国や中東諸国への恐怖心を抱いていたという山口さん。「次第に正当化されたアメリカの対テロ戦争に疑問を抱くようになった。9.11から10年の間に変わった人々の生活、もしくは変わっていない部分を現地の生の声に耳を傾けながら記録したい」と、渡航を決めたという。

 約3週間のカブール滞在で、テロ戦争の主戦場となり倒壊した建物、市場の様子、物乞いする女性、祈りをささげる人々などをファインダー越しに追った。作品のうち数点は、A1判(594ミリ×841ミリ)サイズで展示する。

 「アフガニスタンという国名を耳にすると、最初に思いつくのが戦争やテロと言った負のイメージ。しかしそんなステレオタイプに惑わされずに、同じ時代を生きる同じ人間として、力強く生きる人々の姿を素直に見ていただけたら」と来場を呼び掛ける。

 営業時間は12時~18時。水曜定休。12月5日まで。11月28日・12月5日の「自由が丘焼酎倶楽部」営業時間内(18時30分~23時30分)は山口さんが在廊予定。

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