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自由が丘にパン店「穂の香」-粉の味生かした昔懐かしい手作りパン

九品仏緑道にも近く、散歩帰りの人や子ども連れの家族、地元の学生たちでにぎわう「Pain fermier 穂の香 自由が丘」

九品仏緑道にも近く、散歩帰りの人や子ども連れの家族、地元の学生たちでにぎわう「Pain fermier 穂の香 自由が丘」

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 自由が丘北口に3月14日、自家製パン店「Pain fermier 穂の香(ほのか) 自由が丘」(世田谷区奥沢7、TEL 03-5707-0888)がオープンした。

女性客に人気のドイツ版・ミルクフランス「ミルヒ」

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 オーナーでパン職人の吉田学さん・由華里さん夫妻が2004年に創業した「Pain fermier 穂の香」(横浜市青葉区)の2号店。店名の「Pain fermier(パン・フォルミエ)」はフランス語で「農家のパン」の意味。「奇をてらうことなく、昔懐かしい粉の味がするようなパンを作りたい」との思いが込められているという。

 1号店はカフェも併設し、修業時代から2人で思い描いていた理想のパン屋を実現したが、「実は私たちの地元は自由が丘エリア。やはり自分たちが住む街にもパン屋を出店したいと考えていた」。そこへ同所で営業していた知人の旧パン店「ヴォルテール・ピープルズ」が閉店すると聞き、今回の出店を決めたという。

 場所は八幡中学交差点近く。店舗面積は9坪。山奥にある小学校をイメージしたという内外観は、白を基調に木材の床や什器を使って温かい雰囲気に仕上げた。

 パンは、全粒粉やライ麦を使用したドイツパン、フランス産小麦で作るフランスパンのほか、日本のパンもラインアップ。タルトやパイなど「パン屋さんが作る素朴なスイーツ」もそろえる。

 「毎日食べても飽きないパン」として同店の定番となっているのが、脱脂粉乳などを一切使わず牛乳だけで作る「食ぱん」(1斤=300円)。1日3回、焼きたてを販売する。特に女性客から人気を集めているのが「ミルヒ」(180円)。ドイツパン・カイザーゼンメルにミルククリームをはさんだ「ドイツ版・ミルクフランス」だ。

 「桜あんパン」「クリームパン」(各140円)などの菓子パンのフィリングは、吟味した国産素材を使い、店内の工房で毎日手作りする。「子どもからお年寄りまで幅広いお客さまに安心して食べていただけるものを作りたい」と由華里さん。今後は「コッペパンのような懐かしい日本のパンも作れたら」とも。

 営業時間は9時~19時30分。月曜、第1・第3火曜定休。

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