日本製雑貨とアパレルのセレクトショップ「katakana（カタカナ）自由が丘店」（世田谷区奥沢5、TEL 03-5731-0919）で現在、「カミのようなヌノのモノ」展が開かれている。

クラッチバッグや巾着、自立型のリビング収納にもなるフレキシブルな布袋「DAN コットンバッグ」

　出品するのは、紙のような質感の生地「ペーパークロス」でプロダクトを製作する、デザイナーほしのしほさんによるオリジナルブランド「fourruof（フォアルオブ）」。数字の「4（four）」を2つつなげて回文にしたブランド名は、発音すると「for a roub（roub＝ゲルマン語で「戦利品」の意味）」と聞こえることから、「自分の大切な宝物や戦利品を入れる、包む、運ぶためのもの」のコンセプトでバッグやポーチ、雑貨などのアイテムを展開している。

　同ブランドのペーパークロスは、薄いコットン生地表面にアクリルコーティングを施したもので、軽い水洗いも可能。同じように弱撥水（はっすい）性のあるワックスペーパーなどと比べると、さらっとした質感に仕上がっているのが特徴。使い始めは張りのある手触りで、使い込むうちに白い筋やしわが生まれ、表面に光沢も出て柔らかな風合いが楽しめるという。

　今回は同ブランドのアイテム約20種類をフルラインアップ。中でも、同店店主の河野純一さん「おすすめ」は、軽くて収納力のある「トートバッグ」（S～Lサイズ＝4,800円～8,800円）、付属のひもをアレンジしてさまざまなスタイルが楽しめる「DAN コットンバッグ」（ミニ・S・M・Lサイズ＝2,625円～5,460円）、チケットや払い込み取扱票などの書類入れにも最適な「レターケース」（1,890円）など。

　初日から特に女性客の関心が高く、新しさと懐かしさを感じさせる「ありそうでなかった形」が好評だという。「用途としては袋や名刺入れなど普段でも使っているものが多いと思うが、少し気分を変えてこういった素材や鮮やかな色合いのアイテム使うと自然とテンションも上がるもの。ワクワク感を楽しんでもらえたら」と河野さん。

　営業時間は11時～20時。第1・3水曜定休。今月31日まで。