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来春も線路沿いに黄色の花を-「自由が丘森林化計画」、2年目の種まき

東急大井町線自由が丘駅踏切付近に「キカラシ」の種をまいた。今春に続き、来春も開花するか

東急大井町線自由が丘駅踏切付近に「キカラシ」の種をまいた。今春に続き、来春も開花するか

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 自由が丘商店街振興組合は11月下旬、街の環境活動「自由が丘森林化計画」の一環で東急東横線・大井町線自由が丘駅の敷地や駅前広場の緑地にキカラシの種をまいた。

来春、自由が丘駅前の緑地にも「一面の黄色い花」が見られるかも

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 街の緑化を進めて二酸化炭素(CO2)削減を目指す環境活動として今年で6年目を迎えた同計画。街の真ん中でミツバチを育てる「丘ばちプロジェクト」事業を中心に取り組んでいるが、「さらに街の緑化意識を高めたい」「ミツバチの貴重な蜜源を街の中に作ろう」と昨年10月、新たな試みとして多くの人が往来する踏切付近などの駅敷地内で菜の花を栽培し、今年4月に開花させた。

 「何でこんな街の真ん中で菜の花が咲くのか」-踏切を往来する多くの人たちから関心を集め、街の緑化意識の向上にも一定の成果は得られたが、場所によっては発芽生育が見られず、街の中での栽培の難しさも課題として残った。

 そこで2年目となる今年は、菜の花と同じ黄色い花を咲かせ、より発芽生育が旺盛なアブラナ科の「キカラシ」に変更。緑肥作物のため、豊かな土地をつくる効果もあるという。昨年同様、東京急行電鉄・鉄道事業本部電気部の協力を得て大井町線踏切付近の広範囲、さらに駅前広場の植え込みなどにも種をまき、上から丁寧に土をかぶせる作業を行った。

 今春の開花時には、丘ばちプロジェクトで養蜂するセイヨウミツバチ、通称「丘ばち」が菜の花の蜜を集める姿がよく見られたが、「今年は夏の猛暑や豪雨、台風の急増など厳しい気候だったこともあり、採蜜量が例年よりも少なく厳しい年だった」と同組合事務長で養蜂活動にも取り組む中山雄次郎さん。「全世界的にミツバチが減少しており、日本でも越冬を前に著しく数が減っていると聞く。ミツバチが住めるよりよい環境づくりを目指し、来春のキカラシの満開に期待したい」とも。

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