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線路沿いを菜の花とレンゲいっぱいに-自由が丘「森林化計画」で新たな試み

東急大井町線自由が丘駅踏切付近にまかれたのは「菜の花」。来春が楽しみに

東急大井町線自由が丘駅踏切付近にまかれたのは「菜の花」。来春が楽しみに

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 自由が丘商店街振興組合は10月下旬、街の環境活動「自由が丘森林化計画」の一環で、東急東横線・大井町線自由が丘駅の敷地に菜の花とレンゲの種をまいた。

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 街の緑化を進めて二酸化炭素(CO2)削減を目指す環境活動として2008年に始まった同計画。翌2009年、街の真ん中でミツバチを育てる「丘ばちプロジェクト」をメーン事業に据え、2010年には東京コカ・コーラボトリング(港区)と共同で「ルーフ緑化自動販売機」設置などに取り組んできた。

 「この数年で『自由が丘森林化計画』を多くの方に知っていただくことができたが、さらに街の緑化意識を高めたい」(同組合)と東京急行電鉄・鉄道事業本部電気部の協力を得て、多くの人が往来し目にする大井町線踏切付近や東横線線路下のり面部分などの広範囲で、ミツバチが好む花が咲く「花壇」づくりを試みた。

 自由が丘駅関係者、丘ばちプロジェクトのスタッフがまいたのは、東京都養蜂協会から提供を受けた菜の花約3キロ、レンゲ約2キロの種。順調に育てば来春満開を迎え、ミツバチの貴重な蜜源にもなる予定。

 「何でこんなところに菜の花やレンゲが咲いているんだろう、と皆さんに関心を持ってもらうことが一番の目的。さらに意識の高い方にはどんどん活動に参加していただき、住宅や店の軒先で緑や花を育てていただけたら」と同組合事務長で養蜂活動にも取り組む中山雄次郎さん。来春の開花状況次第で、来年度も種まきを続けていく予定だという。

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