東工大でサイエンスカフェ-ゲームで学べる「腸内細菌」の仕組み

各自プレーヤーが腸内細菌の一つとなり、腸内での繁栄を目指して対戦するボードゲーム「バクテロイゴ」

各自プレーヤーが腸内細菌の一つとなり、腸内での繁栄を目指して対戦するボードゲーム「バクテロイゴ」

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 東京工業大学・大岡山キャンパス付属図書館(目黒区大岡山2)で3月27日、サイエンスカフェ 「腸内細菌ってなんだ?」が開かれる。

2~4人で対戦するボードゲーム「バクテロイゴ」(写真はプレー中の様子)

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 ヒト常在菌研究コンソーシアム「JCHM(Japanese Consortium for Human Microbiome)」の市民公開講座として開く同講座。代表を務める同大・生命理工学研究科生命情報専攻講師の山田拓司さんが最新の研究内容をもとに「腸内細菌」について、ゲームを交えながらわかりやすく伝えていく。

 山田さんによると、近年の研究でヒトの健康と密接に関わっていることが明らかになってきたという腸内細菌。「この数年で腸内細菌研究は大きく様変わりして毎年多くの発見がなされている」といい、「腸内細菌研究に携わってきた研究者として多くの方にこの最先端で面白い分野を知ってほしい」と山田さん。

 講座では、山田さんとJCHMに所属する学生メンバーで開発した腸内細菌がテーマのオリジナルボードゲーム「バクテロイゴ」を用意。ゲームでは各自プレーヤーが腸内細菌の一つとなり、腸内での繁栄を目指して対戦する。

 ゲームのコマには「ビフィドバクテリウム」「ブドウ球菌」などの腸内細菌キャラが描かれ、ルールは実際の腸内細菌の働きや特徴が基になっている。「菌たちの働きを熟知しているとゲームに強くなる」のが狙い。当日は参加者によるトーナメント形式のゲーム大会を行い、最終勝者は山田さんらゲーム開発者との対戦も予定されている。

 開催時間は13時30分~15時30分。推奨ターゲットは小学5年生~中学3年生だが、誰でも申し込みできる。定員は40人(応募者多数の場合抽選)、参加無料。応募締め切りは3月18日。詳しくは「東京工業大学博物館」サイトで確認できる。

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