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円融寺で「オーガニックマーケットAOZORA」 有機農家など100ブース出店

国内最大級のオーガニックマーケットを展開する「AOZORAin Himonya」

国内最大級のオーガニックマーケットを展開する「AOZORAin Himonya」

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 碑文谷の「圓融寺(えんゆうじ)」(目黒区碑文谷1)で4月26日、「オーガニックマーケット AOZORA in Himonya」が開かれる。主催はAgri-Connections(目黒区)。

有機農家による農産直売所などが集まる「オーガニックショップフィールド」会場(写真はイメージ)

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 AOZORAは2012年、東日本大震災の被災農家支援のため農産物直売イベント「下北沢あおぞらマルシェ」として世田谷でスタート。生産者、飲食店、生活者のネットワークを築くことで「地方と都市が元気になる」市民主導のフェアトレードマーケットを目指し、開催場所の地域実行委員が中心となり年2~3回のペースで開いてきた。同所での開催は今回が初めて。

 当日は大震災被災地をはじめ全国から集まった有機農家による農産物や、ハンドメード雑貨の販売、セミナー、ワークショップなど約100ブースが出店。「国内最大級のオーガニックマーケット」を展開する。

 参道および境内中央にある釈迦堂・本堂(阿弥陀堂)エリアでは「オーガニックショップフィールド」を展開し、生産者による朝摘み野菜などの対面販売、ハンドメードの石けんやキャンドルなどのオーガニック雑貨販売などの店舗ブースが並ぶ。

 本堂前にはライブステージ、その横にダンスフィールドも設け、ライブやダンス、ストリートパフォーマンスなどのプログラムを予定。本堂の左横のエリア「フードコート」には、無農薬野菜などを使ったメニューを手掛ける目黒・世田谷の飲食店が出店する。

 そのほか、映画上映会など事前予約が必要なイベントは満員で応募を締め切っているが、当日参加できるイベントも用意する。境内右手にある平屋建ての旧庫裏(きゅうくり)会場ではオーガニック食品のセミナーや座禅などの体験、右奥にある客殿(書院)会場ではインドの伝統療法「アーユルベーダ」や中国の伝統健康法「カッサ」のワークショップなどを開く。

 同イベント実行委員長で、カフェ運営やアグリツーリズムなど農産地と都会を結ぶさまざまなプロジェクトに携わる和気優さんは「寺院という空間に未来の種をまくことでそこに地域の人々が集まり、未来の見える『有機的なフェアトレード』が広がってくれたら」と期待を寄せる。

 出店者の反響の大きさから今後は定期的に同所での開催を予定しているといい、「AOZORAは楽しいイベントだが特別なことではなく、みんなの力があればできること。まずは参加することで自分の種をまいてほしい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は9時~17時。

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