奥沢の旧民家で初の落語寄席─地元出身落語家が好演

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 私設図書室として運営する「読書空間みかも」(世田谷区奥沢2、TEL 03-3718-2011)で5月17日、初の落語イベント「第1回みかも寄席」が行われた。

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 同図書室は、大正時代に「海軍村」と呼ばれていた住宅街に位置し、当時の建築様式の面影を残す築80年の民家で本の閲覧やイベントなどを行っている。今回はそうした風情ある空間で、気軽に落語を楽しんでもらおうという初の試み。 

 高座を務めたのは、地元・奥沢出身の落語家、古今亭菊六さん。昨年2006年5月に二ツ目に昇進し、NHK新人演芸大賞本選出場を果たすなど若手落語家として期待されている。この日の演目は「抜け雀」ほか古典を2席。古今亭流らしい正統派な噺ぶりで、当日集まった子どもから大人までの定員20人の観客を魅了した。

 同図書室を運営する、古書店「まりら書房」(目黒区自由が丘1、TEL 03-3718-1606)オーナーの町田恵美子さんは「今回の盛況を受け、ぜひ今後は定期的に高座を開いていきたい」と話している。

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