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「新幹線の箸置き」人気で一時売り切れも 自由が丘の日本製雑貨セレクト店

新幹線の箸置きシリーズ最新作「E5系 はやぶさ(ジェイアール東日本)」

新幹線の箸置きシリーズ最新作「E5系 はやぶさ(ジェイアール東日本)」

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 日本製雑貨とアパレルのセレクトショップ「katakana(カタカナ)自由が丘店」(世田谷区奥沢5、TEL 03-5731-0919)が4月に発売したオリジナル商品「新幹線の箸置き E5系はやぶさ」が人気を集めている。

「新幹線の箸置き」シリーズ、写真左から「E5系はやぶさ」「東海道新幹線ゼロ系」「ドクターイエロー922形(新幹線電気軌道総合試験車)」

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 「日本のカッコイイを集めたお土産屋さん」をコンセプトに、日本製にこだわった日常雑貨をメインに取り扱う同店。店主の河野純一さんが全国各地に足を運び、そこで出合った商品や作品を取りそろえる。河野さんは「私たちの求めるものがどこにも見つからなかった時は、オリジナル商品を作ろうと決めていた」と言い、形となったのが同店初のオリジナル商品「新幹線の箸置き」シリーズ。

 人気の新幹線車両(先頭車両部分)を長崎の伝統工芸・波佐見焼で表現したもので、「日本が世界に誇る新幹線を、大人でも使える陶器製の箸置きとして商品化したい」と波佐見焼の窯元や陶器問屋らと2014年、商品開発をスタートした。

 開始から2年がかりで昨年8月、JR東日本から商品化許諾を得た「東海道新幹線ゼロ系」「ドクターイエロー922形(新幹線電気軌道総合試験車)」(各1,080円)の2種類を発売。新幹線の運転席やライン部分は波佐見焼の職人が一つ一つ手描きで仕上げており、そのクオリティーの高さから子どもだけでなく「鉄オタ」の大人からも人気を集めた。

 第3弾として今年4月に発売した「E5系はやぶさ」(同)も、初回製作数約100点は即完売。ようやく今月、追加生産した約200点が入荷した。河野さんによれば、同商品の製作で一番難関だったのは「色」だといい、「はやぶさの機体は『常磐グリーン』『飛雲ホワイト』『はやてピンク』と名付けられた斬新なカラーリングが特徴。陶器で実物の色を忠実に再現しようとするとグリーンとピンクの発色が特に難しく、窯元と何度も試作を繰り返した」と振り返る。

 新幹線好きの子どものために家族が買うケースが多いといい、「落としたら割れる陶器製の商品をお子さんに与えることは、多少心配もあるはず。ただ、商品を購入された方から、お子さんが箸置きを丁寧に扱い、きちんと箸置きに箸を戻すようになったと聞いた。この箸置きが、そんなお箸のマナー向上の一翼も担えればうれしい」とも。

 現在、すでに第4弾の箸置きも制作中だといい、「このシリーズは鉄道グッズとしてかなりのクオリティーに仕上がった自信作。全国各地の鉄道博物館などで取り扱ってもらえたら」と意気込む。

 営業時間は11時~20時。

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