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自由が丘に台湾発パイナップルケーキ「サニーヒルズ」 2号店はテークアウト専門

テークアウト専門店「SunnyHills To-Go at Jiyugaoka」店舗外観

テークアウト専門店「SunnyHills To-Go at Jiyugaoka」店舗外観

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 自由が丘南口エリアに4月27日、台湾発パイナップルケーキ専門店「SunnyHills(微熱山丘)」の国内2号店「SunnyHills To-Go at Jiyugaoka(サニーヒルズ To Go 自由が丘)」(世田谷区奥沢5、TEL 03-6421-1330)がオープンした。

「SunnyHills」の新定番商品となる期間限定品「りんごケーキ」

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 「サニーヒルズ」は長年IT業界に身を置いてきた許銘仁さんが「素朴という原点に戻りたい」と、台湾の伝統菓子・パイナップルケーキのブランドとして2008年に設立。2009年、台湾中部・南投に本店を出店し、現在までに台北市、高雄市のほか、シンガポール、上海に進出している。

 日本で同ブランドを運営するサニーヒルズジャパン(港区)は2013年、東京・南青山に1号店をオープン。購入の有無にかかわらず来店客にパイナップルケーキと茶を無料で振る舞う「台湾流おもてなし」と、建築家・隈研吾さんが伝統的な技法「地獄組み」を応用して手掛けたというヒノキを使った木造店舗で人気を集めている。

 2号店となる自由が丘店は「もっとカジュアルにサニーヒルズを楽しんでいただく場所」がコンセプトのテークアウト専門店。場所は南口・九品仏緑道近くのビル路面店で、店舗面積は5坪。内装は店内を囲むように設置されたガンメタル色のスチールパイプが特徴で、使う棚板や用途によって商品の飾り棚やカウンターなどフレキシブルにアレンジできるユニークな空間に仕上げた。

 店舗設計は、隈研吾さんの設計事務所在籍時に南青山店のデザインを担当した「SAND」堂園有的さんが担当。堂園さんは同ブランドの理念に共感し、現在はサニーヒルジャパンのゼネラルマネジャーも務めている。

 看板メニューの「パイナップルケーキ」(5個=1,500円)は南青山店同様、日本人の嗜好(しこう)に合わせて開発した日本限定品。台湾中部・台湾八卦(はっけ)山麓の丘陵で6月~7月に収穫される甘みの強いパイナップルのみを使って煮詰めたジャムを、日本製小麦や仏エシレ社の発酵バターなどを使った生地で包んで焼き上げる。

 「パイナップルジュース」(2本=1,000円)や台湾産の貴重な茶葉を使ったほんのり甘い味わいが特徴の「紅玉紅茶」(2,500円)、ギフトセットも取りそろえるほか、新定番商品として期間限定「りんごケーキ」(5個=1,500円)を自由が丘店先行で販売。青森県産の紅玉が入った日本限定商品で、「今後はブランドイメージを刷新するような新しい商品も積極的に展開していく予定」(同社)といい、初夏からは店内併設ティースタンドで「紅玉紅茶」やフルーツティーの提供開始を予定している。

 同社・堂園さんは「パイナップルケーキだけでなく、もっと日本のお客さまにとって親しみやすく、食べたいと思っていただける、また大切な人たちに差し上げたいと思っていただけるような商品を新たに作り出していきたい」と話し、「お客さまをわくわくさせる商品をどこよりも早くお届けする場として、スイーツブランドが多く集まる自由が丘を出店地として選んだ。自由が丘でも長く皆さまに愛されるお店を目指していきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は11時~19時。

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