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自由が丘のギャラリーで「ささめやゆき展」 23年間描き続けた表紙画展示

歌舞伎の演目「梅雨小袖昔八丈」を描いた表紙画(写真)の原画は「KABUKU~ささめやゆき展」で展示を予定している

歌舞伎の演目「梅雨小袖昔八丈」を描いた表紙画(写真)の原画は「KABUKU~ささめやゆき展」で展示を予定している

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 絵本作家・版画家・イラストレーターのささめやゆきさんの作品展「KABUKU~ささめやゆき展」が11月1日、ギャラリー自由が丘(世田谷区奥沢5、TEL 03-6715-6551)で始まる。

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 ささめやさんは1943(昭和18)年、東京都生まれ。独学で絵を描き始め、20代で渡仏。帰国後、本格的に作品制作を開始。1985(昭和60)年、ベルギー・ドメルフォフ国際版画コンクールで銀賞受賞。1995年、絵本「ガドルフの百合」(文・宮沢賢治)で小学館絵画賞受賞。絵本作品は「あしたうちにねこがくるの」「ねこのチャッピー」「はだかのカエルとはだしのライオン」など多数手掛けている。

 同展では、ささめやさんが今年6月まで23年間連載した日本芸術文化振興会の機関紙「日本芸術文化振興会ニュース」の表紙画282点から、ささめやさん自身が選んだ30点の原画を展示する。

 同紙は国立劇場(千代田区)、国立能楽堂、新国立劇場(以上、渋谷区)などの施設来場者や劇場会員などに毎月配布されているもので、ささめやさんは掲載月に施設で上演される演目をテーマに表紙画を描き下ろしてきた。

 今年7月、これまでの表紙画を一堂に集めた「ささめやゆき原画展」が国立劇場で開催されたが、一般展示は今回が初となる。ギャラリー担当者は「ささめやさんの作品は子どもから大人まで世代を超えて愛されているが、今回のような『和』のテイストの作品展はファンにとっても珍しく、見応えがあるのでは」と話す。

 期間中、ささめやさんによるトークショー(11月3日14時~)も開催。聞き手に清水均さん(元「現代用語の基礎知識」編集長)を迎える。定員25人。

 開催時間は12時~19時。同7日まで。

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