光を通して浮かび上がる色彩アート・ローズウインドー(バラ窓)作家のRyokoさんが自由が丘のカフェで定期開催している「ローズウィンドウ講座」が、ブログやネットを通じて知った若い女性や主婦の間で好評だという。
「ローズウインドー」とは、ヨーロッパのゴシック様式の教会で見かける円形のステンドグラスを模したのがはじまり。円を基調に幾何学的な図形で構成され、バラの花の形に似ていることから呼ばれるようになった。本来はガラス製だが、講座では薄い色紙「薄葉紙(うすばがみ)」を材料に、細身のカッターナイフやはさみを使いながら直径約28センチのローズウインドーを完成させる。
講師を務めるRyokoさんは、ソムリエ、アロマテラピストとして活躍後、現在は本業のアパレル業と並行して作品を制作。ローズウインドーの材料やテキスト類は市販されているが、デザインに関するものは少なかったことから、作品のほとんどはRyokoさんによるオリジナルデザインだという。
デザインを手がけたきっかけについて、Ryokoさんは「ローズウインドーは光を通して浮かび上がる色彩を眺めるアートでもあり、ストレス緩和などのヒーリング作用もある。作品を置くことで日常生活を癒しの空間にできないかと考え、色彩や光の研究を進めるうちに独自のデザインが生まれた」と話す。
作品作りの大半は「カッティング作業」のため、集中力・忍耐力・精神の安定が求められるが、完成した時の感動や達成感にはまってしまったリピーターの受講生が多いという。「色彩の美しさ、手作りを通して五感で感動を味わってほしい。今多くの人が必要としている心の癒しを日常に取り入れ、楽しんでいただければ」(Ryokoさん)とも。
講座は、1回2時間の完結型。自分の好きな色を組み合わせながら制作する。初回は、初級コースで基本デザインを作って基礎を学び、その後はオリジナルデザインにも挑戦する中級・上級コースへと進める。現在、3月10日・15日・22日に自由が丘のカフェ「Las Luces」で開催する初級コース参加者を募集している。参加費は5,500円(材料費、焼き菓子と紅茶も含む)。問い合わせ・応募はブログで受け付ける。
芸術療法を考える~ローズウィンドウ~(Ryokoさんブログ)Las Luces自由が丘にカフェ&バー、スイーツ好きの男性もターゲットに(自由が丘経済新聞)