奥沢で「洋古書フェア」-デザイン・アート・料理を中心に1,000冊

奥沢「D&DEPARTMENT東京店」開催中の洋古書フェアでは、本をゆっくり選べるようフロアにいすも用意されている

奥沢「D&DEPARTMENT東京店」開催中の洋古書フェアでは、本をゆっくり選べるようフロアにいすも用意されている

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 環八通り沿いにある家具・生活雑貨のデザインセレクトショップ「D&DEPARTMENT PROJECT 東京店」(世田谷区奥沢8、TEL 03-5752-0120)は3月15日より、「洋古書フェア」を開催している。

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 同店は、「ロングライフデザイン」をコンセプトに、デザインとリサイクルを融合させたプロジェクトを多数手がけているが、同フェアもその一つ。店舗閉鎖や返品などにより行き場を失った洋書は、その多くが断裁廃棄されている。そうした業界の流通経路から少しでも本を救うべく、再販売の活動として洋古書販売を始めた。

 前回から約3年ぶりの開催となるフェアでは、卸業者との共同で写真、アート、デザイン、料理などのビジュアル書約1,000冊を取りそろえた。担当者は「書店でも洋書フェアはよく行われているが、その内容があまりに無抽出過ぎて目当ての本が見つけにくいという不便さがある。アートやデザインなど、ある程度ジャンルやカテゴリーを絞りこんでいるので、開催初日から多くの方に好評をいただいている」と話す。

 洋古書ながら出版から数年経過した程度の新しめのものも多く、「市場に出回りにくい」「絶版になりやすい」といった洋書ならではの事情も影響しているようだ。価格は、定価の5分の1~10分の1程度。デザイナーやクリエーターらが資料用として買い求めるだけでなく、自店舗のディスプレー用にとまとめて購入する利用客も多いという。「絶版本なども多数あるので、まさに宝探しのように早い者勝ちでゴソゴソ探してほしい(笑)」(担当者)とも。

 営業時間は、ショップ=12時~21時、ダイニング=12時~24時。水曜定休。同フェアは今月30日まで。

D&DEPARTMENT PROJECTdrawing and manual20代~30代が日常生活で使える伝統工芸品を紹介-奥沢で展覧会(自由が丘経済新聞)南堀江で展覧会「NIPPON VISION」-全国の伝統工芸を展示(なんば経済新聞)企画展「ナガオカケンメイの考え」-注目デザイナーを立体的に紹介(銀座経済新聞)

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