純オーガニックコットンブランド「メイド・イン・アース」(世田谷区奥沢7)は1月28日、楽天が運営するオンラインモール「楽天市場」に出店する「メイド・イン・アース 楽天ショップ」で、「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2019(楽天SOY2019)」の「CSR賞」を受賞した。
楽天SOY2019は、約5万店舗を対象に、購入客からの投票や売り上げ、利用客へのサービス対応などが優れたショップを選出して「総合賞」「サービス賞」「特別賞」など部門別に表彰する。
メイド・イン・アースが受賞した特別賞部門の「CSR賞」は、「SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献するなど、社会に対し良い影響をもたらす取り組みを行った店舗」に贈られるもので、同ブランドが取り組む「布ナプキンを通し自分を大切にする環境教育」「和綿栽培の普及と地域コミュニケーション」「純オーガニックコットンを通してのSDGs」の活動が高く評価された。
メイド・イン・アースは1995(平成7)年に創業。日本人に古くから天然素材として親しまれていた綿が、実は栽培や加工の過程で多くの農薬や薬品が使われていることを知った創業者の前田剛さん、前田けいこさんが「子どもたちの未来につながる、地球に優しい無農薬有機栽培綿=オーガニックコットンを広めていきたい」と同ブランドを立ち上げた。
今回の受賞について、前田剛さんは「昨年は製品作りと並行して、小中学校や高校などの教育現場で貧困や環境問題、エシカル消費についての出張授業を行い、世田谷区の農家とのご縁で『世田谷産和綿づくり』もスタートできた。1999(平成11)年の楽天市場出店から20周年を迎えた年に、名誉ある賞を頂くことができたことは心からうれしい」と喜ぶ。
前田さんによれば、オーガニックコットン製品は「SDGsが達成を目指す17のゴールに全てコミットしている産業」と言われ、SDGsの3つの柱「環境」「社会」「経済」と深く関わりを持ち、「それぞれの目標に対する解決の糸口の一つになっている」という。
「SDGsの全てに関連するオーガニックコットンを、これからも科学的な加工をすることなく、全ての方が安心して愛用できる製品作りに徹底的にこだわり、地球環境のため、子どもたちの明るい未来のために力を尽くしていきたい」と意気込む。