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自由が丘で現代美術家VIKIさん個展 レシートに使われる「感熱紙」モチーフに作品

VIKI《はじまりの静けさ》(2019) カンヴァス、布、アクリルにシルクスクリーンプリント、ドローイング

VIKI《はじまりの静けさ》(2019) カンヴァス、布、アクリルにシルクスクリーンプリント、ドローイング

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 現代美術家VIKI(ヴィキ)さんの個展「NarrativeFragments もう一つの、あなたと、 わたしと、せかい」が3月14日、ギャラリー自由が丘(世田谷区奥沢5、TEL 03-6715-6551)で始まる。

 VIKIさんは現在、東京芸大先端芸術表現科に在籍し、「時間と消費のその先」をテーマに作品を制作する若手作家。活動ジャンルは壁画、油画、グラフィックデザインなど多岐にわたるが、中でも2015(平成27)年に始めた、全国から集めたレシート(感熱紙)を使い、アイロンの熱を使ってドローイングするライブアートパフォーマンスで「感熱アーティスト」として注目を集めている。

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 「物語の断片(=Narrative Fragments)」と題された同展のメインビジュアルで、仏文化機関と東京芸大の共同プロジェクト「コミテコルベールアワード2019」入賞作品でもある「はじまりの静けさ」は、「平成の記憶と記録」が記されたレシートをメーンモチーフにしたシルクスクリーン作品。「時代の呼び名が令和に変わった日本で、実際に何が変わったのか全く実感できずにいる」というVIKIさんの感覚に着想を得た作品だという。

 このほか、レシートを再構築した新作コラージュ作品をはじめ、アンディ・ウォーホルや赤瀬川原平などの作品から「缶詰」をモチーフとした作品を現代に参照した立体・平面作品約20点をメインに、書きためたドローイングなどを発表する。

 同展担当者は「情報が著しく発達した平成ではインターネットが普及し、現代人のビッグデータは世の中に複製され、野放しになっている状態でもある。『個』は薄れ、実体は変化し続ける中、虚と実とは何なのか。令和の今、平成の日常のかけらを呼び起こし、個人の在り方を(VIKIさんは作品を通して)考察している」と話す。

 「VIKIの作品をどのように見て、感じるかは鑑賞者の自由に委ねられている。現代に流れる時間を内包するVIKIの作品はどのように変化し、呼応していくのかが楽しみでもある」とも。

 開催時間は13時~19時(最終日は17時まで)。今月22日まで。期間中、VIKIさんが在廊予定。在廊日はVIKIさんのツイッターで確認できる。 

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