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パーシモンホールで「めぐろバレエ祭り」 新型コロナでオンライン配信も

バイブリッド型プログラム「東京バレエ団 子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』」舞台写真 © Kiyonori Hasegawa

バイブリッド型プログラム「東京バレエ団 子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』」舞台写真 © Kiyonori Hasegawa

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 目黒発バレエイベント「めぐろバレエ祭り」が8月8日~10日、めぐろパーシモンホール(目黒区八雲1)で開催される。主催は日本舞台芸術振興会。

上映会「The Making of The Nutcracker」イメージ

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 目黒区に拠点を置く「チャイコフスキー記念 東京バレエ団」を運営する同振興会が、地元・目黒への社会貢献事業として2013(平成25)年に始めた同イベント。ファミリー向けのバレエ公演やダンサーによるクロストーク、幅広い年代に向けたレッスンイベントなど、バレエにまつわる多彩なプログラムが毎年人気を集め、昨年は全6日間で1万2000人の観客を動員した。

 8回目となる今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、同ホールで実施するリアルイベントをオンラインでも同時展開するハイブリッド型プログラムや、イベント期間前から楽しめる完全オンラインプログラムも企画。「自宅からも楽しめる」プログラムを多数用意した。

 主なプログラムは、「東京バレエ団 子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』」(9日・10日、計3公演)、ハイブリッド型プログラムで同団プリンシパルの柄本弾さん、奈良春夏さんによるトーク「トップダンサーに聞く!バレエの『芝居・演技』の秘密」(9日)、オンラインプログラム「矢島まいのお悩み相談バー・レッスン」(8日、以上有料)、「スーパーバレエMIX BON踊り」(10日)など。

 7月27日から先行開催するオンラインプログラムは、同団プリンシパルが日々の裏話や参加者からの質問にも答える「東京バレエ団ファンミーティング」、未経験者から上級者までのレベル別「オンライン・スペシャル・レッスン」(以上、有料)、過去同イベントで好評だったトークやコンサート映像を公開する「レア映像スペシャル配信祭り」(8月7日~10日)など。

 イベント広報担当の田里光平さんは「オンラインでは通常のバレエのクラスのほか、未経験者でもできるストレッチや筋トレ、高難度の技に挑戦する特化型のレッスンなどバラエティー豊かなプログラムを用意した。在宅勤務が続いて運動不足が心配な方はぜひ挑戦していただきたい」と話す。

 田里さんの「お薦め」は、「The Making of The Nutcracker(ザ・メイキング・オブ・ザ・ナットクラッカー)」上映会(8日・9日)。東京バレエ団が新たに制作し、昨年12月に初演した「くるみ割り人形」の制作の舞台裏を伝えるドキュメンタリー映像で、「装置と衣装をロシアで製作したこともあり、初演までにさまざまな『事件』があった。貴重映像が満載で見応えは十分、可能な方は会場の大きなスクリーンでお楽しみいただければ」と田里さん。

 「世界中がコロナ禍で厳しい状況にある時だからこそ、バレエをはじめとする芸術が人々に癒やしと活力を与える源になれるよう、出演者、スタッフ一同、今できる中で最善の方法を模索してきた。皆さまにひとときの安らぎと笑顔をお届けできることを心から願っている」とも。

 各プログラムの事前申し込み方法は特設サイトで確認できる。

※上記イベントは新型コロナウイルス感染者急増などの状況を受け、公演延期・イベント中止となりました。(7月31日発表)

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