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自由が丘・九品仏川緑道の地下で何が行われている? 下水道インフラオンライン見学会

九品仏幹線再構築工事現場の様子(写真提供:東京都下水道局)

九品仏幹線再構築工事現場の様子(写真提供:東京都下水道局)

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 普段は見ることができない東京の下水道施設や工事現場を公開する「下水道インフラ オンライン見学会『地下の世界にご招待!幹線工事現場コース』」が1月26日、開催される。

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 東京都下水道局が主催。利用者に下水道事業への理解を深めてもらうことを目的に、都民の生活や都市活動を支える下水道の役割や課題、魅力などを発信する取り組みの一環として行われる。

 ビデオ会議システム「Zoom」を使って都が所有する複数の施設を事前撮影した映像や、工事現場からの中継などを行い、「都民の皆さんに(各施設の)大きさなどを体感し、楽しんでほしい」(同局)という。

 見学するのは、千代田区飯田橋~港区港南区間にある全長約8.7キロ、地下約50メートルを掘り進む「千代田幹線」工事現場と、「九品仏(くほんぶつ)幹線」再構築工事現場(目黒区緑が丘2丁目・世田谷区奥沢2丁目)。

 九品仏幹線は、かつて九品仏浄真寺(世田谷区奥沢)付近の水源から目黒区と世田谷区の区境に沿って流れ、東急大井町線緑が丘駅付近で呑川に合流していた河川「九品仏川」に、ふたがけ(覆蓋化)して整備した下水道幹線。その上部を利用して作られたのが「九品仏川緑道」で、現在は自由が丘南口エリアの憩いの場として親しまれている。

 九品仏川緑道の下を走る九品仏幹線工事は、老朽化した下水道管のリニューアルを行う。東京都下水道局の広報担当者は「今回は下水を流しながら工事ができる、下水道局が開発した『SPR工法』を紹介する。普段は見ることができない工事現場を見てもらえる」と話す。

 開催時間は16時~17時(予定)。参加無料。定員は200人(抽選)。申し込みは「下水道インフラ オンライン見学会」特設ページで受け付ける。締め切りは1月19日。

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