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原料の綿栽培から育み仕立てた和綿Tシャツ完成 自由が丘「メイド・イン・アース」

プロジェクトで収穫した和綿と米産オーガニックコットン「アルティメイトピマ」をブレンドして仕立てた「HOME GROWN 和綿Tシャツ」

プロジェクトで収穫した和綿と米産オーガニックコットン「アルティメイトピマ」をブレンドして仕立てた「HOME GROWN 和綿Tシャツ」

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 純オーガニックコットンブランド「メイド・イン・アース」(世田谷区奥沢7)が現在、有機栽培した「和綿(わめん)」を使ったオリジナルTシャツの予約販売を受け付けている。

【写真】和綿の花が咲き終わると果実部分が膨らみ、コットンボールが姿を見せる

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 「子どもたちの未来につながる、地球に優しい無農薬有機栽培綿(オーガニックコットン)を広めていきたい」と考える同ブランドは、無農薬・無化学肥料で日本在来の綿花「和綿」を育てる楽しみを伝える「和綿プロジェクト」を2003(平成15)年に始動。昨年からは「和綿の種ひろがるプロジェクト」として広く賛同を呼びかけ、現在までに団体・個人総勢2200人以上が和綿栽培に参加している。

 和綿は、かつて全国でその土地の季候や風土に合ったワタ(綿)が200種以上栽培され、衣服や布団などの素材として使われていたが、機械紡績による大量生産の影響や海外産の綿の流入もあって激減。現在では、鴨川和棉農園(千葉県)の故田畑健さんが30年近くかけて全国から集めた約40種が存在するという。

 プロジェクトではその貴重な和綿のうち、「大島在来」と呼ばれる品種の種子を毎年、「コットンデー(5月10日)」に合わせて販売。さらに2019(平成31)年には、地元・世田谷区内の農家の協力を得て30キロ以上の綿花の収穫に成功した。

 栽培地や収穫量はまだまだ少ないが、プロジェクトで収穫した和綿と「アルティメイトピマ」と呼ばれる米産オーガニックコットンをブレンドしたオリジナル新製品が今年完成した。和綿は繊維の長さが短い「短繊維」で紡績機や織り機にかけることが難しいことから、アルティメイトピマと合わせることで繊維の長さに変化を出し、糸を編みやすくしたという。

 新製品の一つで、今回販売する「HOME GROWN 和綿Tシャツ」について、「メイド・イン・アース」の前田剛さんは「Tシャツは老若男女誰もが手軽に着られるものであり、自分たちで栽培した和綿を自分たちがまとうことで、綿栽培と普段身に着けるものをリアルに感じてもらいたい」と話す。和綿を育てるものづくり体験から生産、消費までを学んでもらうことを狙う。

 「HOME GROWN 和綿Tシャツ」は男女兼用でS、M、Lの3サイズ、プリント部分は2色用意し、価格は7,150円。195枚限定。納品・発送は6月中旬を予定する。

 本年度の「和綿の種ひろがるプロジェクト」では4月10日から、栽培に関するオンライン講座を開講する。「コロナ禍でなかなか人との交流が持てない中、昨年度は20校以上の小中高校や地域のグループなど多くの方がさまざまな形態で和綿を育ててくれた」と前田さん。「和綿を育てることで、SDGs(持続可能な開発目標)やエシカル消費といったサステナブルな社会に向けての活動をより身近に感じてもらえたら」と期待を寄せる。

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