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自宅で「和綿」を育てよう 自由が丘の「純オーガニックコットン」専門店が種を販売

和綿の花が咲き終わると果実部分が膨らみ、中からコットンボール(写真)が姿を見せる

和綿の花が咲き終わると果実部分が膨らみ、中からコットンボール(写真)が姿を見せる

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 純オーガニックコットンブランド「メイド・イン・アース」(世田谷区奥沢7)が現在、日本在来の綿花「和綿(わめん)」の種を販売している。

7月下旬~8月に咲く和綿の花の様子

 「子どもたちの未来につながる、地球に優しい無農薬有機栽培綿=オーガニックコットンを広めていきたい」と考える同ブランドは、製品作りと並行して、無農薬・無化学肥料で育てた日本在来の綿花「和綿」を育てる楽しみを伝える「和綿プロジェクト」を展開している。

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 かつては全国で、その土地の季候や風土に合ったワタ(和綿)が200種以上栽培され、衣服や布団などの素材として使われていたが、機械紡績による大量生産の影響で明治時代には激減。現在では、鴨川和棉農園(千葉県)の故田畑健さんが30年近くかけて全国から集めた約40種が存在するという。

 「和綿プロジェクト」では、その貴重な和綿のうち、田畑さんが守ってきた「大島在来」と呼ばれる品種の種を毎年、「コットンデー(5月10日)」に合わせて販売。「和綿栽培や綿を使ったものづくり、暮らしの中で綿を育てることの楽しみを身近に感じてもらいたい」という。

 種まきは4月下旬から5月中が目安で、鉢、プランターいずれでも栽培できる。大きめのプランターであれば植え穴を3カ所ほど作り、1つの植え穴に種を2~3粒まく。種まきから1週間~10日ほどで発芽し、途中で間引きをしながら育てていくと、7月下旬~8月にはかれんな花が咲く。その花が咲き終わると果実部分が膨らみ、9月~11月には果実が割れ、中からコットンボールが姿を見せる。

 「メイド・イン・アース」の前田剛さんは「不要不急の外出を制限され、自宅で家族と過ごす時間も長くなっている今、和綿を栽培してみては」と、栽培の様子の写真にハッシュタグ「#ワタの輪を広げてHappyな糸を紡ごう」を付けてSNSへの投稿を呼び掛ける。「秋の収穫の頃には新型コロナウイルスも収束していると願いたい。収穫した和綿を使った糸紡ぎなどのワークショップも開催できれば」とも。

 価格は110円(10粒程度)で、栽培方法を説明したリーフレットも付く。販売は同ブランド公式オンラインショップのほか、事前の電話予約があれば現在休業中の直営店「メイド・イン・アース自由が丘店」(同、TEL 050-5357-9016)での受け渡しにも対応する。

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