パティシエ辻口博啓さんプロデュースによる和スイーツ専門店「和楽紅屋」と豆スイーツ専門店「fève(フェーブ)」の旗艦店「和楽紅屋・fève 自由が丘 本店」(世田谷区奥沢5、TEL 03-6421-4825)が12月16日、自由が丘南口にオープンした。
自由が丘南口・九品仏川緑道沿いにオープンした「和楽紅屋・fève 自由が丘 本店」外観
辻口さんはオーナーパティシエ・ショコラティエとして「モンサンクレール」(目黒区自由が丘2)、「自由が丘ロール屋」(自由が丘1)をはじめ、コンセプトの異なる14ブランドを現在展開している。和楽紅屋は2004(平成16)年に、fèveは2011(平成23)年に立ち上げた。fèveは自由が丘に旗艦店を出店したが、同所が来年度着工予定の自由が丘駅前「自由が丘1-29地区」再開発事業地に含まれることから移転し、和楽紅屋と統合する形で新旗艦店をオープンした。
場所は九品仏緑道沿い角地のビル路面。外観は全面ガラス張りで、店内は白を基調とした明るい雰囲気にした。
新旗艦店は「ブランドコンセプトをさらに深く掘り下げ、新たな価値や魅力を再構築した」といい、辻口さんは「和楽紅屋はさらに進化した和スイーツの世界を、fèveは豆の持つ香りや食感を生かしチョコレートやフルーツなどと独自の世界観をつくり上げた」と話す。
和楽紅屋が新たに展開する商品は、和素材の熟成と発酵を掛け合わせたという「熟成生トリュフ」(16粒入り、抹茶=2,700円、マスカット=2,800円)、もなかや抹茶などの和素材を米粉の生地で焼き上げた「和楽紅屋のクッキー缶」(8種類入り=3,500円、10種類入り=5,400円)、パティシェの技法を使ってケーキのように素材を重ねたという「CHOCOLAT YOKAN(ショコラようかん)」(3種類、各3,240円)。
fèveは商品パッケージを一新。既存のフレーバーに加え、植物由来の原材料を使った「プラントベース」で作る新作「プラントフェーブ」シリーズ(500円~700円)を展開する。植物性のホワイトチョコレートや、石川県・能登の「鳥居醤油(しょうゆ)店」のしょうゆ、自由が丘のビーガンレストラン「菜道」の楠本勝三シェフが作り上げた野菜だしなどと豆を掛け合わせた全6フレーバーを用意する。
営業時間は10時~20時。