自由が丘の夏の風物詩「自由が丘納涼盆踊り大会」の今年の開催が、7月15日~17日に正式決定した。主催する自由が丘商店街振興組合が5月20日、発表した。
自由が丘の盆踊りは都内では数少ない「駅前」が会場。地元の住民や企業から踊り手が集まり、駅前広場に組まれた特設やぐらを囲むように踊りの輪が二重、三重に広がる。新型コロナウイルス禍で中止が続き、開催は2019年以来4年ぶりとなる。
これまで8月上旬に開催してきたが、今回は約2週間早める。同組合は前倒しの狙いを「国連が2030年までに達成を目指す『持続可能な開発目標(SDGs)』の目標13『気候変動に具体的な対策を』の観点から」と説明する。7月開催であれば「暑さがピークに達する時期を避けるだけでなく、電力需要が逼迫(ひっぱく)する時期も避けられる」という。
街の伝統行事を次世代に残すことも視野に入れ、「高齢者が参加しやすく多世代が交わりやすい時期に開催することで、踊りの型の継承にも努めたい」としている。