自由が丘を舞台にした映画を制作するワークショップ「小学生が自由が丘で映画を作る」が5月18日・19日、自由が丘周辺で開かれる。現在、参加者を募集している。
主催は、アートを生かしたまちづくりに取り組む自由が丘商店街振興組合の青年部が中心となって昨年5月に設立した「自由が丘アートコミュニティー」。「街の未来を担う子どもたちの感性を育む場所へ」をコンセプトに、街のイベントでアートブース出展やワークショップなどを展開している。
今回の企画は「自由が丘映画プロジェクト vol.1」と銘打ったもの。ワークショップでは、異なる学年の小学生5人がグループとなり、オリジナルのサイレント映画作りに挑戦する。1日目は、サイレント映画について学び、映像表現について考える座学を中心に、翌日撮影する映画の脚本作りやロケハンなどを行う。2日目は、プロの撮影スタッフが各グループに同伴し、子どもたち自身が自由が丘の街を撮影。その後、編集作業まで行う。
講師を務めるのは、映画プロデューサー・映画監督の田中雄之さん。田中さんは現在、宮崎大学地域資源創生学部准教授として映画の教育的活用などについても研究している。
ワークショップで制作・完成した映画は、自由が丘の5つの商店街が合同で今月25日・26日に開催するイベント「Jiyugaoka Marche(自由が丘マルシェ)」で発表し、25日に試写会を行う。
自由が丘アートコミュニティー担当者は「子どもたちが見慣れない、音のない『サイレント映画』の手法で、観客に伝わる表現とは何かを考えながら映画を作ってもらう。子どもたちが考え、出演して制作する物語に期待している」と話す。
参加無料。申し込みは「自由が丘アートコミュニティー」インスタグラムで受け付ける。