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自由が丘でアーティストDISKAHさんの作品展 「怪獣」モチーフに

アーティストDISKAHさんの作品展「RETROLIC SPECTIVE」作品から © Diginner 2024

アーティストDISKAHさんの作品展「RETROLIC SPECTIVE」作品から © Diginner 2024

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 アーティストDISKAH(ディスカー)さんの作品展「RETROLIC SPECTIVE(レトロリック・スペクティブ)」が現在、自由が丘駅前のギャラリー「DIGINNER GALLERY (ディギナー・ギャラリー)」(目黒区自由が丘1、TEL 03-6421-1517)で開かれている。

作品展「RETROLIC SPECTIVE」作品から

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 東京生まれのDISKAHさんは1990年代、スケートボードチーム「TOKYO Z BOYS」に所属するプロスケートボーダーとして活動。平行してストリートアートにも没頭し、雑誌やミュージシャンに作品を提供してきた。

 2002(平成14)年、DISKAH名義でアーティスト活動を本格的に開始。ニューヨークと東京のアーティストを中心にペインティングやパフォーマンスなどを行うクリエーティブ集団「バーンストーマーズ」のメンバーを経て、現在はファッション、音楽、広告などで活動している。

 同展では、2013年から不定期に描き続けてきたという「怪獣」がモチーフの新作26点を展示。30センチ四方のパネル作品を中心に、骨董(こっとう)品の掛け軸に描かれた元絵とコラボレーションした大型作品にも取り組んだ。

 作品は、絵柄に沿って切り抜いた型紙にスプレーなどを吹き付けて描く「ステンシル」の技法が使われている。ただし、即興性や偶発性を生かした創作が持ち味とされるDISKAHさんは、その場で思いつくままに型紙を切り、変化を付けながらスプレーやアクリル絵の具などで描いていくという。

 今回の作品について、同ギャラリー店主の鈴木宏信さんは「コミカルで愛らしい作風に反して、社会に対するアンチテーゼや不安、不満、理不尽な裁き、そして明るい未来への渇望が表現されているように感じる」と言い、「幼い頃からスケーターとしてストリートで経験してきた境遇や、時代の流れを反映しているのだろう」と分析する。

 会場では、今回発表した作品の「下書き」と「本画」を掲載した作品集冊子(2,200円)や、作品をモチーフにした同展限定ロングスリーブTシャツ(8,300円)も販売する。

 開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。月曜定休。11月24日まで。

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