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自由が丘で陶芸作家・鈴木隆さん作品展  ミカンを青色の釉薬に

ミカンの枝葉を燃やして灰にした釉薬で青色を表現した陶芸作家・鈴木隆さんの作品

ミカンの枝葉を燃やして灰にした釉薬で青色を表現した陶芸作家・鈴木隆さんの作品

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 陶芸作家・鈴木隆さんの作陶展が12月5日、ギャラリー自由が丘(世田谷区奥沢5、TEL 03-6715-6551)で始まる。

陶芸作家・鈴木隆さんの作陶展から、貫入(ひび割れ)が特徴の作品

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 神奈川県小田原市根府川に生まれ、現在も活動拠点として青磁を作る鈴木さん。会社員だった1991(平成3)年に独学で作陶を始め、2000(平成12)年に会社を退職し陶芸家になることを決意。試行錯誤を重ね、地元特産品のミカンの枝葉を燃やして灰にした釉薬(ゆうやく)「みかん灰釉(ゆう)」を完成させた。作品の特徴でもある青の色彩は、この独自の釉薬が生み出している。

 同展では、透き通った青色を生かした器や、焼き上がった陶器が冷める過程で表面に入る貫入(ひび割れ)が特徴の「貫入青瓷(かんにゅうせいじ)」の器など約200点を展示販売する。

 企画した同ギャラリーの大岩明美さんは「鈴木さんの工房前に広がる相模湾を思わせるような色合いの器は料理が映え、プロの料理人や海外にもファンが多い」と話す。「より多くの人に普段使いの器として使ってほしい」という鈴木さんの意向で、食器を中心に花器や茶器もそろえる。価格帯は3,000円~8,000円。

 開催時間は12時~18時(最終日は17時まで)。入場無料。12月11日まで。

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