8×10の大判カメラでとらえた山本哲也さん写真展-自由が丘のカフェで

期間中に完成する巨大木製フレームなど日々の変化も楽しめる「山本哲也 写真展」の様子

期間中に完成する巨大木製フレームなど日々の変化も楽しめる「山本哲也 写真展」の様子

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 自由が丘北口のカフェ「TABLE MODERN SERVICE」(目黒区自由が丘2、TEL 03-5729-7160)で「山本哲也 写真展」が開催されている。

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 同店は、インテリアショップ「CIBONE JIYUGAOKA」(TEL 03-5729-7131)の3階部分に併設され、モダンインテリアが凝らされた店内で自由が丘でも数少ない深夜営業のカフェとして知られている。

 同店で初の写真展を行う山本さんは、1969年大阪生まれ。1995年からフリーランスフォトグラファーとして活動を開始し、雑誌「Switch」「GENERATION TIMES」「BRUTUS」「HARPER'S BAZAAR」ほか、広告など幅広いジャンルで活動。「CIBONE」のショップカードにも作品を提供しており、同ブランドウェブサイト上のギャラリースペースでも作品を紹介している。

 同展では、山本さんが8×10インチ(=203mm×254mm)の大判カメラで海外の風景や自然などをとらえた作品約20点を展示。自身の作品について、山本さんは「自分の人生は、旅をしてシャッターを押し続けること。一期一会を大切にして写真を撮ってきた。今回の写真は、8×10のカメラを担いでアメリカを放浪した中で生まれた写真集『UNITED STATES』を発表した2003年から今日までの5年間に撮ってきた写真の断片」と話す。

 同展の大きな特徴は「期間中に少しずつ変わっていくこと」(山本さん)。その一つが、店内奥に展示されている大型作品のフレーム。山本さんの友人で、木製のハンドメードフレームを手がける吉嶺晃さんが倒木を使って製作した。現在は未完成で、会期前半ではその製作過程を見せ、10月以降の後半で完成品を披露する趣向。「気持ちよくこの場の雰囲気を味わっていただけるとうれしい」(同)とも。

 同店担当者は「飲食店という日々の生活に身近な場所という環境を生かして、『日常の延長線上にあるアート』をお客様に体験していただけるよう、今後もさまざまなアーティストの作品を発表できる場を提供していきたい」

 営業時間は、11時~28時。10月13日まで。展示作品の販売も予定している。

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