アルファベットのアート「カリグラフィー」作品展-自由が丘のギャラリーで

アルファベット文字に植物や動物などをモチーフにした装飾を施した、古典的な「写本装飾」作品

アルファベット文字に植物や動物などをモチーフにした装飾を施した、古典的な「写本装飾」作品

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 自由が丘北口エリアにあるギャラリー「STAGE 悠(ゆう)」(目黒区自由が丘1、TEL 03-3724-5877)で10月1日より、atelier Moon Shellによる作品展「モダンカリグラフィーと写本装飾」が開かれる。

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 ギリシャ語で「美しく書かれた文字」の語源を持つカリグラフィーは、ラテンアルファベットを独特のタッチで書いたもの。時代と地域によってさまざまな書体があり、中世ヨーロッパの写本や聖書、宗教画などで見られる美しい装飾と共に発展してきた。

 同展では、国内外で活動するカリグラファー河南美和子さんと自身が運営するアトリエ「atelier Moon Shell」のメンバーによるモダンカリグラフィー作品、金箔をふんだんに使った古典的な写本装飾作品など約70点を展示する。

 カリグラフィーの画材は、現代的な作品の場合はさまざまなペン先を使い分けながら紙に文字を書いていくが、バラなどの植物や動物をモチーフにした装飾を文字に施す写本装飾作品は「映画『ハリー・ポッター』でホグワーツの生徒たちが使っていたガチョウやハクチョウなどのクイール(羽)ペンで、羊皮紙(ようひし)など動物の皮に書いていく」(河南さん)といい、中世の雰囲気を感じることができる。

 クリスマスカードなどのグリーティングカードでカリグラフィーを目にするが、市販の多くは活字印刷によるもので、手書きのカリグラフィーは年々少なくなってきているという。「26個のアルファベットが表現する文字の世界は、字形の美しさだけでなく言葉をビジュアルで表現するアート。作品展を通して言葉のパワーを存分に感じていただければ」(河南さん)とも。

 期間中、手書きカリグラフィーカード、作品ポストカード、手描き装飾文字ミニブック(150円~3,000円)などの販売も行う。

 営業時間は11時~18時(最終日は17時まで)。同5日まで。

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