自由が丘北口にあるギャラリー「CASA TANA(カーサターナ)」(目黒区自由が丘1)で9月16日より、慶応義塾大学安村通晃研究室による展示会「まなび展 ~未来をおしえるインタラクション!!」が開催される。
同研究室は、ユビキタス社会における人間の認知や心理の知見から、コンピューターと人間とのかかわり方をデザインするインタフェースデザイン、インタラクションデザインの研究に取り組む、慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスの研究グループ。同展では、同研究室が現在開発を試みている「より豊かな『まなび』」を実現するためのアプリケーションや道具のプロトタイプを発表する。
会場では、身の回りにあるさまざまな「学びのきっかけ」をコンセプトに制作されたシステム計16点を、テーマごとに展示。積み木感覚で英語が学べるツール、跳ぶテンポに合わせて音楽のテンポも変化する縄跳び、勉強や作業などシーンに合わせて集中を促す音楽プレーヤーなど、来場者が実際にシステムに触れることができ、体を動かして体験するものなどもそろえる。
「今回の展示会では、わたしたちに非常に身近なテーマを取り上げた。展示作品へのコメントや感想だけでなく、来場者の方の『まなび』に関する体験談やアイデアなどもぜひお聞かせいただければ」(同展担当者)。
期間中、ゲストを迎えて「学び」をテーマにしたトークセッションも開催。16日=公立はこだて未来大学、元日本科学未来館副館長の美馬のゆりさん「科学館の展示を通したまなびの実践から」、17日=NHK教育テレビ「つくってあそぼ」にワクワクさんとして出演する久保田雅人さん「ワクワクさんが語る工作の楽しさ」、18日=チームビルディングジャパン・シニアファシリテーターの吉田和美さん「チームビルディングにおけるまなびの実践」。定員は各プラグラムとも先着40人で、申し込みは公式サイトで受け付ける。
開催時間は11時~18時。入場無料。今月18日まで。