駒沢通り沿いにある「家・夢工房ギャラリースペース」（世田谷区駒沢5、TEL 03-5758-7861）で現在、「建築家 なかのたけし コレクション『住まい』と『まち』の絵本たち展」が開催されている。

　建築と家づくりをメーンに、ライフスタイルの提案やアートの展示、ワークショップなどを開いている同ギャラリー。今回は、自然素材によるモダンデザインの家を数多く手がけている建築家・中野健さんが選んだ「住まい」と「まち」がテーマの絵本約20冊を展示する。

　主な絵本は、のどかな田舎に立つ小さな家が主人公の「ちいさいおうち」や、子どもの夢と想像力を色彩豊かに描いた「おおきな きが ほしい」など長年子どもたちに愛されてきた国内外の名作のほか、有名な「3びきのこぶた」をパロディー化した「3びきのかわいいオオカミ」、昨年のアカデミー賞で日本初の短編アニメ映画賞を受賞した話題作「つみきのいえ」、子ども向けにシンプルに描かれた「ル・コルビジェ　建築家の仕事」など。

　「お子さんたちだけでなく心の堅くなってしまった大人の方々にも、こうした想像力をかき立てる絵本を見てもらいたい」と中野さん。展示絵本は、仕掛け絵本を除いて来場者が自由に手に取って読むことができる。

　開催時間は10時～18時。水曜・木曜定休。12月27日まで。今月20日・21日は中野さんが在廊予定（13時～17時）。