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福島の今を伝えるトークイベント-都立大「クァンタムギャラリー」で

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 東横線・都立大学駅前の「Quantum Gallery & Studio(クァンタムギャラリーアンドスタジオ)」(目黒区中根2、TEL 080-5009-5212)で7月16日、震災後の福島の現状を伝えるトークイベント「今、福島で起こっていること」が開かれる。

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 福島県南相馬市産の牛肉から基準値を超える放射性セシウムが検出されるなど、福島原発事故による放射線物質の拡散や健康への影響が連日メディアで取り上げられ、情報も各段に多くなっている。「しかし東京に住む人たちの中には、『原発問題はすでに収束した』と思っている人すらいる。特に若い人たちにはもっと関心を持ってもらいたい」と話すのは、イベントを企画したフリーディレクターの竹内美幸さん。

 今回トークゲストに迎える「福島の子どもと未来を守る会議」代表の飯田しのぶさんは、福島県郡山市出身。現在は東京在住だが、妊娠中の妹家族や親せきは郡山在住であることから「福島の子どもたちを守りたい」との思いで原発問題に関する情報を収集、同県民へ向けて発信する活動を続けている。

 「今、福島で子育てをするお母さんたちは、自分たちが置かれた現状を考えなければと思いながらも、それを考えることに日々疲れていると聞いた。関東の人たちが動き出すことで周囲から自分たちの背中を押してほしい、そんな福島の人たちの思いも託された」と竹内さん。

 当日は、飯田さんが震災以降見続けてきた福島の現状、我々の暮らしに欠かせない飲食物など身の回りに及ぶ影響について取り上げる予定。「今すぐ東京に被害が及ぶものではないが、これを人ごとと思わず、自分たちの未来のことだと考えてほしい。トークイベントが自分で情報をチョイスするきっかけになれば」(竹内さん)とも。

 参加料は、資料、飲み物代として500円。開催時間は20時~22時。定員は約20人。当日参加も可能。問い合わせは、竹内さんの公式ツイッターをフォローすると連絡が届く。

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