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尾山台にブーランジェリーカフェ-「ポンパドウル」のグループ会社が出店

海と丘の街・仏ブルターニュをイメージしたブルーが基調の「VENT DE LUDO」外観

海と丘の街・仏ブルターニュをイメージしたブルーが基調の「VENT DE LUDO」外観

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 東急大井町線・尾山台駅前に4月23日、ブーランジェリーカフェ「VENT DE LUDO(ヴァン ドゥ リュド)」(世田谷区等々力2、TEL 03-6809-7405)がオープンした。運営は、ベーカリー大手「ポンパドウル」のグループ会社「パレ・ド・パン」(横浜市中区)。

小麦の風味を最大限に生かした「VENT DE LUDO」のパン、トレトゥール

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 同社は2009年、日本の「人間国宝」に相当するとされる「フランス国家最優秀職人章(MOF)」を持つフランス人ブーランジェ、リュドヴィック・リシャールさんとパートナーシップを締結。同店はリュドヴィックさん監修によるブーランジェリーカフェ日本1号店となる。

 同店オープニング製造スタッフは全員、リュドヴィックさんの出身地フランス・ブルターニュでパンづくりの直接指導を受けた。「(リュドヴィックさんは)研修生たちがそのまま彼のレシピを再現するのではなく、その地域の良い素材を使い、自分の職人としての感性を信じることを大切にしている」(同社)といい、同店ではブルターニュと日本のパン文化を融合したメニューをそろえる。

 店舗面積は45坪、ブルーを基調とした店内奥にカフェコーナー(18席)も設けた。提供するのは、パンやサンドイッチ、ガトー、栄養管理士考案のアンチエイジングメニュー・トレトゥール(自家製総菜)、ドリンク。

 パンは、フランス・ゲランドの塩やそば粉、穀物などを加えて焼き上げたメニューをラインアップ。リュドヴィックさん直伝の「バゲット LUDO」(294円)は、小麦本来の風味を最大限に生かすため、「パン酵母が活動できるギリギリの温度」という5度の低温で一晩じっくり熟成。酵母が小麦粉のでんぷんを糖に変えることで自然な甘みを引き出すという。

 リュドヴィックさんのスペシャリテの一つで、ワサビなど日本の食材とも相性のいい「そば粉のバゲット」(294円)や、ライ麦と全粒粉、そば粉を使った「田舎パン」、ナッツのようなコクのある風味が楽しめる「ライ麦のパン」なども。糖質や油脂の入っていないパンも多く、「トレトゥールやワインとのマリアージュを楽しんでほしい」と同社担当者。

 カフェメニューは、フランスの郷土料理で赤ワイン煮の「ブッフ・ブルギニョン」(525円)、白ワイン煮「コトリアッド」(525円)などパンに合うものや、そば粉のガレット、ケークサレなどのセットメニューも用意する。

 ドリンクは、カフェオレやエスプレッソ(各350円)などのほか、ブルターニュ産シードル(オーガニック・甘口・辛口=各630円)そば粉のビール(630円)などのアルコールも。期間限定で、ワイン通で知られる俳優・辰巳琢郎さんがセレクトした純国産ワイン(3種類)も提供する。

 営業時間は10時~20時。

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