プレスリリース

日本初!難民たちが自分らしく「働く」最初の一歩をつくる東京のシェアハウス、TOKIWA(トキワ)が、NPO法人WELgeeと日本福音ルーテル社団の共同運営で、開始されます。

リリース発行企業:NPO法人WELgee

情報提供:

NPO法人WELgee(以下「WELgee」(ウェルジー))の代表理事・渡部清花は、日本福音ルーテル社団(理事長: 森下 博司、以下「JELA」(ジェラ))と共に、日本に逃れてきた難民たちが、自分らしく働くの最初の一歩をつくるためのシェアハウス「TOKIWA(トキワ)」を4月中旬にオープンいたします。





TOKIWAはJELAが所有する民間による難民シェルター「JELAハウス1」のニックネームであり、その名前は、日本を代表した漫画家を輩出した「トキワ荘」が由来。
TOKIWAは、難民認定申請者(以下、「難民」)が日本でキャリアを築く際に障壁となる「目の前の生活を維持するだけの日々」「現状を抜け出すための時間・余裕のなさ」 「日本社会からの孤立」の3つの解消を目指す。
TOKIWAでは、難民に対するライフラインの提供だけではなく、同居するスタッフが就職まで伴走する。

【TOKIWA(トキワ)とは?】
TOKIWAは、日本へ逃れて来た難民に対して、目標に向かうことのできる環境を提供するシェアハウスです。JELAは、1984年度より日本国内の難民への支援事業を開始し、難民シェルター「JELAハウス1」を1991年より運営、以後、年間約40~50名の難民の方に利用されてきました。建物の老朽化・耐震対策に伴い、2018年10月より、建て替えを開始しました。WELgeeは、2019年4月に完成予定の「JELAハウス1」の運営管理を行うことになりました。
TOKIWA完成予想図(WELgee作成)
【日本を代表した漫画家を輩出したトキワ荘にちなみ「TOKIWA」を命名】
TOKIWA(トキワ)は「JELAハウス1」のニックネームです。日本を代表する漫画家が下積み時代を過ごした「トキワ荘」が由来となっています。日本へ逃れた難民たちが、互いに切磋琢磨しながら、働くまでの下積み時代を過ごし、やがて未来のスターを生み出すことを願った名称です。国際的な暮らしの環境となるため、アルファベットを使用しました。

【難民が日本でキャリアを築くための"3つの壁"】
公的な支援が極端に限られる難民たちにとって、自立と自己実現のために必要なのは、働くこと。
2016年に活動を開始したNPO法人WELgeeは、2018年2月の法人化以降、人材紹介企業とのパートナーシップのもと、意欲あふれる難民の若者たちを、スキルや個性を活かして働くことのできる企業とつなぎ、「人財」として活躍する機会を生み出す就労伴走事業へと注力してきました。これまで、正社員3名・正社員前契約社員1名・インターンシップ2名・アルバイト1名の就業機会を創出してきました。

今年度は、56名の難民に対しヒアリングを重ねる中で、彼らが日本でキャリアを築く際、障壁となる3つの壁が浮かび上がりました。

1) 目の前の生活を維持するだけの日々
就労許可が得られた人でさえ、金銭面でも住居面でも公的な支援を失ったあと、どうにか今日を生きるためにありついた今のアルバイトを辞められません。結果、家賃や水道光熱費などの最低限のライフラインを担保するために、目の前の日雇い労働や夜勤の仕事に頼らざるを得ません。そしてしばしば契約書や労災がないことに加え、契約書が存在しなかったり、会社の名前さえ知らされていない場合も少なくありません。

2)現状を抜け出すための時間・余裕がない
現状を抜け出すためには、集中して日本語の習得や、自分の経験やスキルがどう日本で活かせるのかを調べて、自分に合った就職先を探すことが必要不可欠です。しかし、目の前の生活に終われる日々に、余裕を作ることができません。結果的に、上記の状態から抜け出すことができず、だんだんと精神的余裕もなくなり、人との関わりも薄れてゆきます。

3)日本社会からの孤立
多くの人々は、日本人と接する機会が少なく、同郷または難民申請中の人たちとの限定的な人間関係の中で日々を過ごしています。就職においても、日本語も話せず、日本の企業文化や雇用にあたっての常識などにまつわる前提知識もありません。また、業界・企業研究が不十分で、英語情報の少なさもさることながら、企業やOBOGとの繋がりもなく、実態を確認する術もないことが多いです。その上頼れる日本人の知人・友人がいないとなると、事前知識や入手できる情報が限られます。

結果的に、スキルや経験、職歴や学歴、母国で経済資本力のあった方や人望に恵まれる方が多くても、選択肢がありません。

【TOKIWAが提供する4つの価値】
TOKIWAは、難民たちへ、目標に向かうことのできる環境を作るために、ライフラインである住居・就職までの目標設定の機会・切磋琢磨する仲間、そして伴走者の4つを提供します※。

1)ライフラインとなる住居
住居人は、 目の前の生活維持のためのアルバイトではなく、 日本語力の上昇などのスキルアップや、 日本における就職活動の実態と心がけを知るなどの就職活動に専念することができます。 安心して眠れる場所があることで、これからの自分の人生の設計に初めて集中できるようになります。

2)目標設定の機会
目標を確実に達成するためには、目標を具体的に設定することが必要です。TOKIWAの入居メンバーは、入居より1年間で、自立を目指します。入居するタイミングで、努力する姿勢を、経歴や日本語力、その他スキルの学習歴から把握し、ハウスに同居するスタッフが全力で伴走します。

3)切磋琢磨できる仲間
TOKIWAには、同じ目標に向けて切磋琢磨する仲間が同居します。難民の方が日本で自立をするためには、乗り越えなければならない様々な壁があります。辛い時でも、共にゴールを目指す仲間と励まし合える環境を提供します。

4)伴走者
NPO法人WELgeeが提供する就労伴走事業を通じて、1年間の期間中に、就職を目指します。具体的には、就職活動のオリエンテーション実施 、レジュメ・職務経歴書作成、面談に向けた自己分析・企業研究を予定しています。


※TOKIWAの入居対象者は、難民申請者の方の中でも、就労許可を所持している、または居住期間中に就労許可を取得する予定のある就職志望者です。
住居者の選定から就職活動・採用までを一貫して行う。住居者の居住目安は1年間。


【WELgee代表渡部のコメント】


これは、難民の若者たち向けのアクセラレーション型ハウスです。
単なる緊急シェルターでも流行りのインターナショナルシェアハウスでもありません。このハウスには、本気の人だけが、目標を設定し期間限定で入居します。

迫害、弾圧、紛争などにより、一度は途切れてしまった人生の目標があるかもしれません。世界情勢の中で、本人の意思ではどうにもならない壁にぶつかる時だってあります。

そんな中でも出会ってきた若者たちは、独学でプログラミングを勉強したり、オンラインで大学に通ったり、Youtubeで勉強した日本語がぐんぐん上達したり…

自分らしく「働く」最初の一歩をつくるために、そんなふうにすでに自力で頑張っている個々人の努力を加速化・効果を増大させるのがこのハウスです。

【TOKIWA(トキワ)500人キャンペーンを実施中】
TOKIWAの運営費用や、スキルアップのための費用を賄うために、ファンドレイジングキャンペーンを実施しております。詳細はこちらの特設サイトにてご覧ください。
特設サイト ?????? https://peraichi.com/landing_pages/view/tokiwa-project


【NPO法人WELgeeの概要】
名称 特定非営利活動法人WELgee所在地 〒150-6027
東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー27階
株式会社デジサーチアンドアドバタイジング内「COEBI」

【NPO法人WELgeeとは】
NPO法人WELgeeは、日本にいる難民申請者の社会参画とエンパワーメントを目指す非営利団体です。 OECD諸国の中で最も厳しい難民認定率の日本で、難民認定だけに頼らず、適法で皆が受け入れやすい方法で、難民一人ひとりが自身のキャリアや人生の目標を追求できるような『キャリアチャンネル』の創出を、民間セクターとの協働を通じて目指しています。WELgeeは、難民申請者への一方的な支援ではなく、当事者とともに(=with)活動をすることをモットーにしています。難民申請者が日本社会へと繋がるための対話の場である「Talk with」、緊急で住む場所を必要とする難民申請者を迎え、次への一歩を一緒に考える「Live with」、そして働くことを通じて自らの専門性や経験を生かす「work with」の3つの柱で事業を展開しています。

詳しくは https://welgee.jp/ または、最新情報は https://facebook.com/welgee をご確認ください。

■お問い合わせ先
電話:080-3584-1991 メール:info@welgee.jp
HP:https://welgee.jp

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