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自由が丘で東北チャリティービュッフェ 被災地支援団体へ寄託

東北の食材を意識して創作したフレンチ、イタリアン、和食、中華のコラボメニューがそろった「自由が丘チャリティー・ブュッフェ」の様子

東北の食材を意識して創作したフレンチ、イタリアン、和食、中華のコラボメニューがそろった「自由が丘チャリティー・ブュッフェ」の様子

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 自由が丘南口のレストラン「フランネル嵯峨野亭」(世田谷区奥沢5)で9月2日、東北復興支援イベント「第3回 自由が丘チャリティー・ブュッフェ」が行われた。

「自由が丘チャリティー・ブュッフェ」に参加したシェフと「aoSORAnt」スタッフたち

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 主催は、自由が丘・都立大学・奥沢のフレンチシェフを中心に地域活性化に取り組むレストラン有志グループ「シュマン・ド・自由が丘」と、プロのシェフと共に被災地へ料理を届けている被災地支援団体「aoSORAnt(あおぞらん)」。

 両者が出会ったのは、同グループメンバーの一人、石島邦彦シェフのフレンチレストラン「プティマルシェ」(目黒区自由が丘1)に、同団体代表の青田泰明さんが来店したのがきっかけ。「なかなか復興が進まない被災地のために私たちでできることをやりたい」と石島シェフらが働きかけ、東北復興を支援する物産販売イベント「自由が丘マルシェ」を定期的に開催するなどの交流を続けてきた。

 参加店舗は「プティマルシェ」「フランネル嵯峨野亭」、「シェ・ソーマ」(自由が丘2)、「ラ・フィーユ」(世田谷区奥沢2)、「蔭山樓(かげやまろう)」(自由が丘2)、「イノウ&モニ」(同)のほか、今年新たに「旬炉 あわい」(世田谷区奥沢6)、「タベルナメッシーナ」(自由が丘2)、「ひなたキッチン」(同)、「ブラッスリーピガールヨコハマ」(横浜市)、「惣菜食堂ふみきり」(川崎市)などが加わって計15店舗となった。

 当日は「東北からの魚介のマリネ アボカドオイル・カレー風味」「福島牛ミンチの冷製オムレツ仕立て」「岩手県産あべどり スモークチキン」「山形豚 自家製ハムの冷製」「ほやのタルト」など東北の食材を意識して創作したフレンチ、イタリアン、和食、中華のコラボメニュー約30品がそろい、出席者約80人が舌鼓を打った。

 寄付金は同イベントの参加料を基に39万円が集まり、「aoSORAnt」と東日本大震災の津波で学ぶ場を失った子どもたちのための放課後学校を運営するNPO法人「カタリバ」の2団体に寄付された。

 イベントを終えた石島シェフは「日頃はライバル同士の店が東北を思う気持ちでつながり、おいしい料理の数々を作り上げることができた。それぞれが協力し合い、一つのことに向かって一緒に進んでいける愛のある街、それが自由が丘なのだとうれしくも思った」と振り返った。来年も同イベントを開催する予定だという。

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