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田園調布のカフェで水中写真家・清水淳さん作品展 幻想的な水中景観

写真展「CAVE(ケーブ)」作品から、清水淳さんが「横穴系のセノーテ(=地下水脈)の中で一番のお気に入り」と話す1枚

写真展「CAVE(ケーブ)」作品から、清水淳さんが「横穴系のセノーテ(=地下水脈)の中で一番のお気に入り」と話す1枚

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 水中写真家・清水淳さんによる写真展「CAVE(ケーブ)」が現在、田園調布駅前・東急スクエアガーデンサイト北館にあるドッグカフェ「Deco's Dog Cafe 田園茶房」(大田区田園調布2、TEL 03-3722-5033)で開かれている。

南大東島で捉えた水中鍾乳洞の風景=田園調布のカフェで水中写真家・清水淳さん作品展 幻想的な水中景観

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 清水さんは1964(昭和39)年、埼玉県生まれ。水中写真や海辺の風景の撮影を手がけるほか、沖縄・那覇で水中撮影に特化した写真教室や撮影ツアーを開催する「Marine Product(マリーンプロダクト)」を主宰。併せて、水中撮影のプロフェッショナルとして関連機材の開発アドバイザーなども務めている。

 同展は、清水さんが得意とする「テクニカルダイビング」を生かして撮影した幻想的な水中景観を捉えた作品12点を展示する。テクニカルダイビングとは、清水さんによると、「通常のスキューバダイビング装備では潜ることのできない深いエリアや水中洞窟、沈没船の内部など浮上に障害がある場所でのダイビング」だという。

 作品12点中10点は、メキシコのユカタン半島にある港町プラヤ・デル・カルメンの「セノーテ」(スペイン語で「地下水脈」の意味)で撮影した。水中鍾乳洞の天井からつり下がった鍾乳(しょうにゅう)石や、水底に広がる雲海など神秘的な景観が目を引く。清水さんは「透明で澄み渡った水の中に広がる鍾乳石の造形美を、独自の撮影手法で表現してみた」と話す。

 残り2点は、日本の南大東島で撮影した作品。メキシコ・セノーテの水中洞窟景観とは雰囲気が大きく異なり、「繊細で透き通った鍾乳石の造形美を見ることができる」という。

 「水中景観は皆さんにはなじみのない世界だが、苦労してやっとたどり着くことの楽しさを作品から感じていただけたら」とも。

 営業時間は10時30分~19時(土曜・日曜・祝日は10時~)。8月27日・30日は休業。8月31日まで。

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