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自由が丘「亀屋万年堂」がシャトレーゼの子会社に 「ブランドは今まで通り展開」

シャトレーゼの子会社になった「亀屋万年堂」(写真は「亀屋万年堂 自由が丘総本店」2015年改装時の様子)

シャトレーゼの子会社になった「亀屋万年堂」(写真は「亀屋万年堂 自由が丘総本店」2015年改装時の様子)

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 総合菓子メーカーのシャトレーゼホールディングス(HD、山梨県甲府市)は1月25日、銘菓「ナボナ」で知られる自由が丘の老舗菓子店「亀屋万年堂」(目黒区自由が丘1)と生産子会社の「亀屋万年堂製菓」(同)の全ての株式を取得し、子会社化したと発表した。

 亀屋万年堂は1938(昭和13)年、自由が丘で創業。1963(昭和38)年、同店を代表する洋風どら焼き「ナボナ」を発売し、1967(昭和42)年にはイメージキャラクターとしてプロ野球・巨人軍の王貞治選手(当時)を起用。王選手が出演したテレビCM「ナボナはお菓子のホームラン王です」のキャッチフレーズとともに、同商品は一躍有名となった。現在、東京と神奈川県に直営店29店舗を展開している。

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 シャトレーゼHD傘下の「シャトレーゼ」は1954(昭和29)年に焼菓子店「甘太郎」として創業、1967(昭和42)年に現在の社名に変更した。現在、フランチャイズ店を含む直売店を国内556店舗、海外8カ国・90店舗を展開しており、昨年3月には、都心向けブランド「YATSUDOKI(ヤツドキ)」を自由が丘にオープンしている。

 シャトレーゼHDは「共に菓子事業に関わる中で、互いの企業理念は親和性が高く、双方の強みを生かすことでお客さまに新たな付加価値を提供できると判断した」とし、「今後の世界市場の拡大を見据え、和菓子の領域において販売のノウハウを共有しグループとしての総合力を上げていきたい」とコメントしている。

 亀屋万年堂の既存店舗やオリジナル商品は今後どのようになるのか、シャトレーゼ広報室担当者は「シャトレーゼHDの傘下に菓子事業として『シャトレーゼ』『亀屋万年堂』が加わる形なので、それぞれのブランドは今まで通り展開していくことになる」と話す。

 さらに「新商品の企画開発を行う場合に両社の得意分野を共有化することはあるが、シャトレーゼのパッケージ商品が亀屋万年堂の店舗に並ぶことや、逆に亀屋万年堂のパッケージ商品がシャトレーゼに並ぶことはない」とし、ブランドのすみ分けで共存を図る。