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学大駅高架下に東急のスモールオフィス スタートアップ向けに開設

「simplace Gakugei-daigaku by NewWork」セットアップ(家具付き)区画

「simplace Gakugei-daigaku by NewWork」セットアップ(家具付き)区画

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 スモールオフィス「simplace Gakugei-daigaku by NewWork(シンプレイス 学芸大学 バイ ニューワーク)」(目黒区中央町2)が1月27日、東急東横線学芸大学駅高架下にオープンした。経営は東急(渋谷区)。

「simplace Gakugei-daigaku by NewWork」ラウンジスペース

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 「simplace by NewWork」は東急初の直営スモールオフィス事業。既存業態に法人企業向け会員制サテライトシェアオフィス「NewWork(ニューワーク)」があるが、入会には従業員数などの資格審査がある。「simplace」はこうした資格を持たない小規模法人向けにミニマムな専用区画と、入居してすぐにビジネスを始められる共用設備を備えたシンプルなオフィス環境を提供する。

 場所は、東横線高架下「東急学芸大学駅駐輪場」の2階ロフトスペース部分。東急が2021年から進めていた「学芸大学高架下リニューアルプロジェクト」の一環で、同社関連施設だった同所をリノベーションした。店舗面積は461.92平方メートル。

 専用区画は全12区画。1名用個室(2区画)、デスクやキャビネットなど家具付きのセットアップ区画(3区画)も用意する。賃料は4万円~21万4,000円。無料の共用設備は、モニターを完備し最大6人収容の会議室、ラウンジ、複合機、シュレッダー、無線・有線LAN。このほか、契約者は「NewWork」の全店舗を別途料金で利用できる。

 ターゲットは「学芸大学駅エリア~自由が丘駅エリアのスタートアップ企業」。不動産運用事業部営業統括グループの木戸康介さんは「最近では『世界一クールな街』に選ばれるなど感度の高い人が集まる学芸大学駅だが、オフィスは持ちたいけれど全く数が足りていないのが実情。学芸大学駅にゆかりのある小規模法人から既に申し込みがあることから、こうしたスモールオフィスのニーズがあると感じている」と話す。

 同社はこれまで広域自由が丘エリアで「NewWork自由が丘」「NewWork都立大学」、コワーキングスペース「(tefu)jiyugaoka(テフ・ジユウガオカ)」を展開しているが、それらの運営やリーシングは他社に委託しており、自社運営は同所が初となる。「この運営でノウハウをためつつ、当社の沿線に事業を広げていきたい」とも。

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